ECB、12月にも利下げ余地 段階的な緩和必要=キプロス中銀総裁
[ニコシア 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパツァリデス・キプロス中銀総裁は21日、ECBは段階的に金利を引き下げていく必要があるとの認識を示し、12月の次回理事会にも利下げを決定する余地があると述べた。 パツァリデス氏は「ユーロ圏経済の成長は長らく低迷していた。利下げは段階的に、かつ経済指標に基づき実施していかなくてはならない」と述べた。 その上で「経済指標や経済予測でECBの基本シナリオが裏付けられれば、安定的に一段の利下げを実施していく余地が生まれる」と語った。