『LIVE AZUMA』実行委員会・坂口氏インタビュー あづま総合運動公園でお祭りがやってるぐらいの気軽に楽しめる存在に
――アート・グルメ・マーケットを主軸とした無料エリア「PARK LIFE」も毎年好評です。 坂口 「PARK LIFE」はブースの数が約80程もあるんです。この数は本フェスの動員数と照らし合わせると驚異的です。ラーメンエリアの「東北拉麺屋台村」だけでも今年は6店舗あって、つまりは2日間、朝昼晩ラーメンだけで終わっちゃうぐらいのボリュームです。ラーメン以外にも東北地域の美味しいものが集まっていて、事務局内のスタッフさえも初めて見る内容の飲食店やブースばかりで、そこは福島県以外からいらしている全国の参加者のみなさんも楽しいと思っていただけるはずです。ブースの数のみならず充実度も高く、例えば全国のフェスをまとめた「フェス旅 ~日本全国音楽フェスガイド~」 を執筆している津田昌太朗さんといった、幾多のフェスを経験してきている猛者の方々からも、太鼓判コメントをいただいております。無料エリア含めて、年々フェス自体が快適な良い方向に向かっていると感じています。 ――来場者の券売は福島県の人が何割ぐらいなんですか? 坂口 過半数は福島県の方々ですね。人口が多い関東が隣接している福島エリアで、福島県の参加者が過半数を超えるというのはすごいことですね。以前は東北と関東がメインといった感じでしたが、今年は関西などは勿論のこと、沖縄から北海道といった全国様々なところから足を運んでくださっていて、その割合は徐々に増えてきています。食やお酒に加え有名な温泉街が実は多かったりする福島への週末旅行も含めた感覚でいらしていたりと、県外の方に福島のいいところを知ってもらえるいい機会になっているとうれしいですね。 ――個人的な思いとしては、福島市のライブハウスにも『LIVE AZUMA』開催の恩恵が少しでもあればいいと思っています。街の音楽シーンの活性は『LIVE AZUMA』とも無関係ではないはずです。例えば、金曜日に前夜祭を開催するとか。 坂口 福島ご出身であるインタビュアーの渡辺さんが仰るとリアルですし、素敵なアイデアですね。フェス側としても遠くない未来にそういったことができたらと思いますし、アフターパーティなどもいつか実現できるかもしれません。実は東京でプレパーティーをやろうという話もあったんです。ただ、東京で開催するよりも福島で定期的に“ Road to LIVE AZUMA”といったようなイベントがあってもおもしろいのかもしれないですね。年に2日だけというのももったいないと思っているので、更なる規模にもし育っていったのならば、夢はアメリカのコーチェラ・フェスティバルのように2週にわたって開催させてもらえたりしたら素敵だなと。ステージをそのまま残せるのかとか現実的な点はあるにせよ、そういった姿のフェスは日本でも指折りしかないですし、それはフェスが活性化した先にしかない姿なので、おとぎ話のひとつして聞いておいてください(笑) そしてやはりフェスは地元の方の協力なくしては絶対にできません。地元の方に喜んでいただいてフェスが地元の名物として溶け込んでいって、さらに県内外の方々に愛されて、結果地元の方々に還元されていくフェスになることを心より願って、フェスを皆さんと今後も一緒に丁寧に育てていければと思っています。 <公演情報> 『LIVE AZUMA 2024』 10月19日(土)・20日(日) 開場10:00 / 開演11:00(予定) 福島・あづま総合運動公園 / 福島あづま球場 【出演】 ■10月19日(土) -AZUMA STAGE- Aqua Timez / クリープハイプ / フレデリック / go!go!vanillas / JO1 / Lucky Kilimanjaro / THE ORAL CIGARETTES / 水曜日のカンパネラ -PARK STAGE- Campanella / EGO-WRAPPIN' (Acoustic Set) / 石野卓球 / MFS / スチャダラパー / TENDRE / U-zhaan×環 ROY×鎮座 DOPENESS -DJ - ZEN-LA-ROCK / grooveman Spot / セク山 / 原島 “ど真ん中” 宙芳 / shakke / DJ NANASHIMA ■10月20日(日) -AZUMA STAGE- Dragon Ash / .ENDRECHERI. / 04 Limited Sazabys / 羊文学 / HYDE / indigo la End / MAN WITH A MISSION / リーガルリリー -PARK STAGE- dodo / Kan Sano (Band Set) / LET ME KNOW / MONO NO AWARE / Newspeak / Ryohu (Band Set) / 鈴木真海子 / WONK -DJ- オカモトレイジ(OKAMOTO’S)/ JUBEE / Yohji Igarashi / okadada / Shōtaro Aoyama / Whelmiy’nd / DJ mariennu / ナツ・サマー / DJ MITSU