『LIVE AZUMA』実行委員会・坂口氏インタビュー あづま総合運動公園でお祭りがやってるぐらいの気軽に楽しめる存在に
――初日のJO1、2日目の.ENDRECHERI.は大衆性に当てはまると思っています。福島のような地方では、知っているということが何よりもフェスに参加する動機に繋がると思いますし。 坂口 どちらも多くのみなさんがご存じですよね。JO1さんは担当させてもらっている他のフェスでもご縁があったりしていて、福島現地の方々からも名前が挙がる著名なアーティストさんですし、福島の方が喜んでくださるのは一番うれしいことだと思います。.ENDRECHERI.さんも勿論誰もがご存知の方というのはあるのかもしれないですけど、私としてはジョージ・クリントンのようなイメージで日本を代表するファンク・アーティストとしてオファーをさせてもらっています。ライブを拝見していても海外アーティストの方を観ているようなグルーヴ感で自由に踊れるし、圧倒的な音楽性でとにかくステージ全体も演奏中の手元さえも眼が離せないんですよ。私としてはご出演者全員のことを推しているので、時間が許される限りご出演者の皆さまをすべて細かくご紹介させてもらいたいのですが、タイムテーブル的にも被りを極力少なくしているので、是非とも全アーティストさんのライブをコンプリートする勢いで生で観ていただきたいと思っています。 ――昨年から特に親子連れの参加者も多く見られるようになりました。 坂口 とても多くほんわかと温かい雰囲気もありますよね。もちろんチケットを購入していただいて球場内でフェスに参加されているご家族の方も多くいらっしゃいますが、球場のすぐ外の無料エリアにはキッズスペースもあるので、親子三代含めて、ベビーカーを押した親子連れがいっぱいいらっしゃっていて、スタッフ一同微笑ましく見守っています。福島随一の自然公園というインフラもあり、楽しい中でも安全な環境が一番にありますし、家族で楽しめるフェスであるというのは実はハードルが高かったりもするので、誇り高いことですね。 福島市の方々にとってのそれぞれの有名なお祭りのように、この時期になるとあづま総合運動公園でお祭りがやってるから行こうかなぐらいの、気軽に足を運んで楽しめる存在に『LIVE AZUMA』がなっていくといいなと思っています。 ――あづま球場の人工芝がふかふかで気持ちいいですよね。そこも親子連れで参加したくなるポイントかと思います。 坂口 座る前にお尻が汚れないかの確認すらしなくてもいい位の、質の良いふかふかの人工芝も、フェスの居住性や心地良さに繋がるポイントだったりもします。フェスが終演した後に球場の方のお手入れを実際に拝見していたんですけど、本当に丁寧に作業をされていて、色んな方に大事にされている球場なんだなというのを感じました。 ――スタンド席は雨よけとしても機能していますよね。 坂口 今年はスタンド席エリアを昨年よりも少し広げようと思っています。雨よけはすべてではなく実はステージ真向かいの一部のエリアではあるのですが、雨よけ以外にも日中の日差し避けとしても活躍している側面もあって、スタンドで一日を通して座ってゆっくり観たいという方には、ぜひプラスアルファでご利用していただきたいです。 スタンドは昨年に比べて多くの方が座られる想定なので、今年はさらにディレイスピーカーをアリーナ後方に新設しようと制作や音響チームとも話をしており、例年以上にスタンド席でも音が聞こえるようにするべく進めています。それは何より参加者の方が増えてきて盛り上がってきた証ですね。