斎藤知事さらに窮地に 「大きな正しい決断を」自民兵庫県連会長が事実上の辞職要求 “パワハラ”告発の元幹部死亡
兵庫県の斎藤知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、自民党県連会長の末松信介・参議院議員が14日、知事に事実上、辞職を求めました。 側近の副知事は7月末で辞職する意向をすでに示していて、知事はさらに窮地に追い込まれた形です。 (末松信介・参議院議員) 「知事には大きな、そして正しい決断をして頂きたいと、そのように強く願ってございます」 朝日新聞によりますと、自民党県連の末松会長は14日、神戸市内で開かれた県連大会でこのように述べ、事実上、斎藤知事の辞職を求めました。 (末松信介・参議院議員) 「出処進退はできるだけ早く、自分で決めるべきと思っております。(Q『早い判断』というのは、やはり辞職のことを指すのか?)その意味も含まれることになろうかと思います」 斎藤知事が内部告発された問題をめぐっては、告発文書を作成し、停職の懲戒処分を受けた県の元幹部の男性が7日に死亡。自殺とみられます。 また、側近として知事を支えた片山副知事は、7月末に辞職する意向です。 斎藤知事は12日の会見で、「県政を立て直していくことが私の大きな責任だ」として、続投を表明しましたが、末松氏は突き放しました。 (末松信介・参議院議員) 「(県政を)担いたいということと、担えるということは別のことですから」 進退を問う声が日増しに強まり、知事は窮地に追い込まれています。
ABCテレビ