いよいよ3月16日開業 北陸新幹線・金沢~敦賀間まるわかり! 運行ダイヤ・運賃・所要時間は? 近づく首都圏 大阪までの全線開業には大きな課題も…
3月16日に開業する北陸新幹線・金沢~敦賀間。 ダイヤや運賃など開業に向けた準備が着実に進められる中で、大阪への全線開業には大きな課題が残されています。 北陸新幹線 金沢~敦賀間開業 運行ダイヤ・敦賀駅乗り換えホームなど JR西日本とJR東日本は去年8月30日、福井市内で会見を開き、北陸新幹線・金沢~敦賀間の開業日を3月16日にすると発表しました。今回延伸されるのは、金沢駅から敦賀駅までのおよそ125キロで、石川県内は小松と加賀温泉に停車駅が設けられます。 ■金沢~敦賀間の運転本数・ダイヤ・停車駅は… 速達型の「かがやき」は、東京~敦賀間に1日9往復、東京~金沢間に1日1往復、主な駅に停車する「はくたか」は東京~敦賀間に1日5往復、東京~金沢間に1日9往復、長野~金沢間に1日1往復が運転されます。 このうち「かがやき」は、小松駅と加賀温泉駅にそれぞれ1日2往復が停車し、小松駅にはビジネス需要を考慮し朝と夜間に1往復ずつが、加賀温泉駅には温泉への観光客の利便を図るため東京からの下りが昼に2本、東京に向かう上りは朝と午後に1本ずつが停車します。 また、これまで富山と金沢を結んでいた「つるぎ」は、富山~敦賀間に1日38本、金沢~敦賀間に1日15本、富山~金沢間に1日1本が運転され、このうち富山~敦賀間の5往復10本と金沢~敦賀間の4往復8本は、金沢~敦賀間で福井駅のみに停車する速達型となります。 一方、新幹線の敦賀開業に伴い北陸線の特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は、いずれも敦賀駅止まりとなったうえで、全席指定席となり「つるぎ」25往復と接続します。 このほか七尾市の和倉温泉駅を結ぶ特急列車は、特急「能登かがり火」が1日5往復、特急「花嫁のれん」が特定の日に1日2往復運転されますが、現在1日1往復が大阪駅との間に運転されている特急「サンダーバード」の直通列車がなくなることで、利用者の乗り換えが増え、利便性の低下が懸念されています。 ■所要時間・運賃は… 主な区間の所要時間 東京~小松間 2時間40分(18分短縮) 東京~加賀温泉間 2時間43分(24分短縮) 東京~福井間 2時間51分(33分短縮) 東京~敦賀間 3時間8分(50分短縮)※米原経由では2時間50分 金沢~大阪間 2時間9分(22分短縮) 金沢~名古屋間 2時間9分(16分短縮)