京都市長選挙「初当選」松井孝治氏 オーバーツーリズム対策「2つの案」を語る
若年層の人口流出の問題
新行)京都は大学の町というイメージもありますが、若年層の人口流出が問題になっています。 松井)大学を卒業する80%以上の学生が、京都のことは大好きだけれど、京都を離れざるを得ないという状況があります。まず、賃貸にしても将来ローンを組むにしても、住宅価格が高い。また大阪や東京に比べ、学生が就職したいと思う仕事が不足しています。それを中長期的につくらなければならない。短期的には、ミスマッチを解消するためのインターンを企業に働きかけ、地域としてのインターンの受け入れを拡大していく。あるいは住宅を安く提供するような空き家バンクや、公営住宅のリノベーション。さらに言うと、街づくりですね。京都は歴史があるので一部、京都の中心部でも開発が遅れている地域があるのです。そういう新しい街づくりも行う必要があると思います。