14歳、男子個人種目最年少「金」かかる小野寺吟雲「目の前の試合を全力で頑張る」/スケボー
メダル量産が期待されるパリ五輪のスケートボード日本代表が4日、東京都内で記者会見を開き、男子ストリートで初出場の小野寺吟雲(ぎんう、14)は「目の前の試合を全力で頑張る」と意気込んだ。 2010年生まれで、昨年2月の世界選手権は12歳で銅メダル、同5月のXゲームは13歳で優勝し、ともに最年少記録を打ち立てた。パリ五輪は競技初日の27日に登場。14歳163日で金メダルに輝けば、1932年ロサンゼルス大会の競泳1500メートル自由形を14歳309日で制した北村久寿雄の男子個人種目最年少記録を塗り替える。 「自分らしく楽しく全力で攻めていく姿を見せたい」。世界のファンには「GINWOO」の愛称で知れ渡る中学3年生が、花の都で偉業に挑戦する。(石井文敏) ■堀米と四十住は連覇に挑戦 東京五輪覇者の2人は連覇に挑戦する。スケートボード女子パークの四十住さくら(第一生命保険)は1年前に負った右膝後十字靱帯断裂の大けがから復活。「けがしたことでスケートボードの楽しさが分かった。どれだけ楽しめるかが鍵」と大会を待ちわびた。拠点の米国からオンラインで会見に参加した男子ストリートの堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)は「ここからが本番。気合を入れて頑張りたい」と力を込めた。