“麻薬投薬の疑い”ユ・アイン、12月24日に控訴審の弁論終結
常習的に麻薬を投薬した疑いにより懲役刑を言い渡された俳優ユ・アインの控訴審の弁論が来月、終結となる。 ソウル高等裁判所第5刑事部は本日(28日)、麻薬類管理に関する法律違反(向精神薬)などの疑いで起訴されたユ・アインと、彼の知人チェ氏の控訴審の第3回公判を行った。 この日、ユ・アインは控訴審の第2回公判と同じく、坊主頭で冬服、黒いセルフレームの眼鏡を着用した姿で法廷に出席した。今回、大雪により拘束された被告人たちの出廷が遅れ、裁判は約1時間ほど遅れた。 検察は前日に提出した公訴状変更許可書について「共犯のYouTuberヤン氏の供述に基づき、一部修正した」と明かした。 YouTuberヤン氏は昨年1~2月、ユ・アインをはじめとする知人たちと、アメリカ旅行中に数回麻薬を投薬した疑いがもたれている。ヤン氏は捜査が始まると、昨年4月にフランスへ出国して逃亡生活を続けたが、先月28日、仁川(インチョン)国際空港を通じて帰国し、逮捕された。1年7ヶ月が経過し、逮捕されたヤン氏は、今月22日に拘束された。 検察は「警察と検察の調査過程でヤン氏は、被告人とともに大麻を吸引した事実を認めたが、逃亡の容疑は否定した」とし、「原審ではヤン氏が捜査を避ける目的ではなく、個人的なスケジュールで出国した可能性もあると判断した。この部分を検察が控訴審で立証しなければならない。これを証明する方法は、当時ヤン氏と接触した警察に確認することだ」と主張し、警察官の2人を証人として申請した。 これに対し、ユ・アインの関係者は「ヤン氏の供述は明確で、本人が海外逃亡を認識していたかどうか、捜査を避ける目的ではなかったという内容が詳しく記録されており、裁判部が十分判断できる」と証人の申請は不要だと反論した。 裁判所は、検察が証人として申請した2人の立証趣旨が、重なる部分があるとし、警察官1人を証人として採用した。続けて「次の期日に証人尋問を行った後、公判手続きを終わらせる」と伝えた。 ユ・アインは2020年9月から2022年3月まで、ソウル一帯の病院で美容施術の睡眠麻酔を口実に、181回にわたり医療用のプロポフォールなどを投薬した疑いで、裁判にかけられた。2021年5月から昨年8月には、44回にわたり、他人の名義で睡眠薬1100錠余りを違法処方で購入した疑いがある。また、昨年1月には知人のチェ氏などと共に、アメリカで大麻を吸引した疑いなども持たれている。 第1審裁判部は、ユ・アインの医療用麻薬類の常習的な投薬と、他人の名義で睡眠剤を常習的に購入した行為は有罪であると判断し、懲役1年を宣告した。 次の公判は、12月24日に行われる。
カン・ダユン