<私の恩人>「ハライチ」澤部、結婚できたのは綾部がいたから!
昨年12月に一般女性と結婚し、今年5月には長女が誕生したお笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さん(28)。「ネプチューン」「アンガールズ」らと共演するお笑いライブ「ワタナベエンターテインメント 夏のスペシャルお笑いライブWEL SP2014」(8月17日、東京・博品館劇場)でも宣伝大使を務めるなど、公私ともに順風満帆ですが、もともとは女性が大の苦手の“チェリーボーイ”キャラ。“人生の春”をつかんだ裏には、事務所を超えた先輩からの金言があったといいます。
いろいろな人にお世話になっていますし、恩人は本当にたくさんいるんですよね。ただ、今、結婚できて、子どももできて、という幸せを考えると、その道筋を作ってくれたのは「ピース」の綾部祐二さんなんです。綾部さんとは「ピカルの定理」(フジテレビ系)でご一緒したのがきっかけで、お世話になってるんですけど、とにかくオシャレなんですよね。 原宿に住んで、5万も6万もするスエットを着てバイクに乗ってるというところオシャレですし、オープンカフェでアップルミントソーダを飲むみたいなところもオシャレですし、表参道のものすごく目立つところで延々長電話をして、たまにサングラスを外して周囲にアピールするところとかもオシャレなんですが(笑)、何といっても、中身がオシャレなんです。普段から教えられるところは多々あるんですけど、僕が感銘を受けたのはディズニーランドに行った時のことでした。 ウチの事務所の後輩2人と僕を連れて、綾部さんがディズニーランドに連れて行ってくれたんですけど、おそらく地方から出てきた修学旅行の中学生グループがこっちに気づいたんですよね。ただ、グイグイくる感じではなく、モジモジしながら、その中の1人が勇気を振り絞って「…あの、綾部さん、ですよね…?」と代表して声をかけてきたんです。すると、綾部さん、その子たちをいきなりひと気のない建物の裏に連れていったんです。「この人、何をするんだろう?」と思っていると、満面の笑みで「特別だぞ!!」と言って、一緒に写真を撮って、握手をして、送り出したんです。 「ありがたいことに、我々はこんな仕事をさせてもらっている。田舎から出てきて、自分らに会ったということを、幸い、あの子たちはうれしいと思ってくれる。いい“お土産”だと思ってくれる。恐らく、今晩、宿で集まった時に『今日、綾部と写真撮ったんだよ!!』と話題にしてくれる。その結果、あの子たちの今晩が楽しいものになる。それがこういう仕事をしている意味だし、そうやって人はつながっていくんだよ」。