拓大の不破聖衣来が6人抜き「ずっと楽しめた」 卒業後は三井住友海上へ 富士山女子駅伝
富士の麓で大学女子駅伝日本一を争う「富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)」(フジテレビ、産経新聞社など後援)は30日、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間、43・4キロで争われ、注目選手の不破聖衣来(せいら)を擁する拓大は4位だった。 ◇ 3年ぶりの出走となった拓大の不破は、1年時に区間新記録を樹立した5区で6人抜きを見せた。大東大のワンジルには6秒及ばなかったものの、区間2位と健闘。「区間順位やタイムは気にしていなかった。たすきを受けてからずっと楽しめた」と頰を緩ませた。 2年時からは度重なるけがに苦しんだ。「いいことも悪いこともたくさん経験した。決して無駄なことは一つもない」と大学4年間を総括。来春からは三井住友海上に所属し、2028年ロサンゼルス五輪のマラソン代表入りを目指す。