【西岡德馬】初のパソコン執筆に四苦八苦 シャットダウンで原稿が消えた事も 自伝本「未完成」発売
俳優・西岡德馬さんが、初の自伝本「未完成」を発売。会見を行いました。 「未完成」は、西岡さんの幼少時代から 78歳の現在に至るまでの半生を振り返った一冊です。 【写真を見る】【西岡德馬】初のパソコン執筆に四苦八苦 シャットダウンで原稿が消えた事も 自伝本「未完成」発売 1970年に文学座に入座し、高倉健さん、勝新太郎さん、夏目雅子さん、蜷川幸雄さんなど、名俳優、名演出家たちとの数々の印象的なエピソードが綴られています。 発売されたばかりの本を片手に登場した西岡さんは“こんな立派な本になると思ってなかったんで大変喜んでます“と笑顔。 執筆について“最初、鉛筆で書いてたんですけれども、消しゴムで消したり、バツして違う紙に書いたり、それがすごく大変だったんで、パソコンをやったことがなかったんですけれども、娘夫婦に言って電機店に買いに行って選んでくれって…(お願いした)。買って開けて、さて電源はどうやって入れるんだ?って、そこから始まりましたね“と振り返りました。 パソコンで文字を打つのも ひと苦労だったそうで、ローマ字入力が出来なかったため、かな文字入力で挑戦。当初は1本指で打ち始め、 “(娘に)「終わったら必ずシャットダウンしてね」って言われたんで、そのまま(データを保存しないで)シャットダウンしちゃったら、次の日 パソコンを開けたら全部消えてたんですよ。もう、ガックリしちゃって。「お前がシャットダウンしろって言ったからやったんじゃないか!」って揉めて。それを3回くらい。でも、今は1本指が2本指になりましたね“ と笑わせ、パソコンで記事を打つ記者を見渡しながら “とてもピアノ弾いてるみたいに、皆さんみたいに打てないんで。相当時間かけたんで、相当枚数いってるだろうなと思いきや、僕は400ページくらい書いたと思ったのに300ページでした“ と苦笑いしました。 それでも “本を作るのは楽しいな“ と話し、記者から “続編も書けるのでは?“ と振られると “あはは、どうですかね。売れ行きによってですね。シーズン2があるかどうか“ と、まんざらでもないようでした。 またタイトルの「未完成」に込められた意味を聞かれると “俳優は、僕は死ぬまで現役だと思って、体が動く限りやっていようと思ってますけども、俳優の仕事って何が100点っていう基準がないもので。どこまで行けるんだろうと思っていると、まだまだ未完成で、自分の中ではまだまだできると思っているので、人間死ぬまで未完成だなと。未完成って可能性があるってことだから、素晴らしいよねって思ってます“ と、思いを語りました。 そして“失敗は成功のもとで、それがあったから、今こうしていられるということを読者の方にも感じていただけたら、元気が出るかな“と、話していました。
【担当:芸能情報ステーション】
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