“死”をテーマに、ひとりの女性の人生と家族の機能不全を描くダークコメディ 映画『カオルの葬式』
映画『カオルの葬式』の予告映像、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。 本作は、国内のみならずスペイン、シンガポールから集結した新進気鋭のスタッフ・クルーによって製作された国際共同製作作品。キャストは、総勢1000人を超えるオーディションで選ばれた。岡山県北にある宝樹寺をメイン舞台に、微かに残る古来よりの葬儀と、今を生きる人々の姿を色鮮やかに描いた本作は、大阪アジアン映画祭にて、JAPAN CUTSアワードを受賞し、ニューヨークでも多くの喝采を浴びた。 物語は、カオルという女性脚本家が亡くなったという知らせを、10年前に離婚した元夫の横谷が受けるところから始まる。彼女が残した遺言には、横谷がカオルの葬式の喪主になるようにと記されていた。横谷が東京からカオルの故郷・岡山に到着すると、そこに居たのはカオルが遺した9才の一人娘・薫。他にも通夜・葬儀に集まるのは、脚本家であったカオルのマネージャー、プロデューサーの先輩や親友、葬儀を取り仕切る婦人会や地主一家など、一癖も二癖もある人々。 監督は数々のドラマ演出・プロデュースを手がけ、短編映画『空っぽの渦』で多くの国際映画祭にノミネートされた湯浅典子。カオル役を演じるのは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などに出演した一木香乃。その元夫・横谷役には『Chime』などの関幸治。薫の一人娘・カオル役を新津ちせが演じるほか、原田大二郎、黒沢あすか、足立智充、田中モエ、滝沢めぐみ、川島潤哉、蔵本康文、木村知貴、大岩主弥、錫木うりなど個性派キャストが顔を揃える。 映画『カオルの葬式』は、2024年11月22日(金)より全国順次公開。
otocoto編集部