富岡西・選手紹介/7 一歩目の早さ大切に 粟田翔瑛遊撃手(2年) /徳島
<第91回選抜高校野球> 守備では打者の癖や試合状況に応じたポジショニング、打球に対する一歩目の早さを大切にする。野球勘の鋭さを買われ、1年秋からショートを守る。 富岡西に入り「1プレーに対する答えは一つではない」と学んだ。2年から「他の選手の良いところを見つけ、自分に生かしたい」とチームで活躍している選手を観察するようになった。声出しや練習方法にも目を向けている。仲間の努力する姿勢を見て「自分も負けていられない」と励みになっている。 パワーをつけるため「食トレ」にも励む。元々小食のため、時に苦しくなりながらも白米をかき込み、入学時から体重が8キロ増えた。中学の同級生から体つきの変化に驚かれ、攻守ともに力強さが増したと実感する。 センバツは自分たちの野球がどこまで通用するか試せる絶好の機会と考える。「ノーサイン野球をもっと追求して、強豪相手にもおじけず全力で戦えるように準備したい」。【岩本桜】