「タンス預金」は税務署にバレて罰金を払わされると聞きました。貯金で「200万円」ほどあるのですが、これってダメなことなんでしょうか…?
タンス預金が招くリスク
「銀行に預けても引き出すのに手間と手数料がかかるから嫌だ」という人も多いでしょう。一方で、高額な現金を自宅で保管することはやはり危険です。タンス預金の代表的なリスクは「盗難リスク」です。 自宅に大金を保管しているのですから、空き巣や強盗が入る危険性は高まります。たとえ金庫に入れていたとしても、家族や親族、来客などが周りに話してしまう場合もあるでしょう。 高額なタンス預金を原因として、自身や家族が危険な目にあってしまう可能性は少しでも減らしたいところでしょう。
特別な理由がなければタンス預金より銀行預金の方が望ましい
繰り返しになりますが、預金の手段は自由であり、タンス預金をすること自体が違法といわれることは当然ありません。しかし、税務調査により追徴課税されるリスクや盗難リスクを考えた場合、やはり銀行預金の方が望ましいのではないでしょうか。 「現金を引き出すのに手間と手数料がかかるのが嫌だ」という人は、可能な限り現金そのものを使用しないキャッシュレスサービスを利用するとよいかもしれません。 出典 国税庁 令和4事務年度における相続税の調査等の状況 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部