マイアミ、フロリダ州、6月14日 (AP) ― 米南部フロリダ州南部一帯で発生した大気の乱れの影響で、各地で大雨による洪水で道路が冠水したため、交通に大幅な乱れが生じた。 　メキシコ湾からフロリダ半島に移動中の発達中の低気圧の影響で、半島南部一帯は、6月12日から大雨となった。 　フォートローダーデールでは12日午後、市の中心部で道路が冠水したため、市長が非常事態を宣言した。 　また、南隣のハリウッドでは、午後いっぱい住宅街の道路が冠水。水深が深いため、通行不能な道路が続出した。 　マイアミから半島東側の沿岸部を北上する州間高速道路I-95は、南行きの交通が冠水した区間を迂回。ポンプ車が排水作業に当たっているが、高速道路は水が引くまで通行止めとなった。 　熱帯擾乱（じょうらん）はサイクロンにまでは発達していないが、フロリダ半島を横断して大西洋に達したあと、わずかながら熱帯低気圧に変わる可能性があると国立ハリケーンセンターは指摘している。   （日本語翻訳・編集　アフロ）