沢口靖子&加藤諒が「科捜研の女 season24」見どころやお互いの印象を語る!「靖子さんはとても、ストイックでした」
1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている「科捜研の女」。2024年の今年はシリーズ誕生25周年のアニバーサリーイヤーにあたる。そんな本作の最新シリーズ「科捜研の女 season24」が、7月3日よりスタートした。 【写真を見る】「科捜研の女 season24」第9話より 科学捜査ミステリーの原点にして最高峰に君臨する本作は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く。新シーズンには、内藤剛志演じる京都府警捜査一課刑事・土門薫をはじめ、物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)ら、「科捜研の女」の世界に欠かせない全レギュラーが集結することも注目されている。 9月4日(水)放送の第9話では、精密機械メーカー研究員・保岡一隆(田村健太郎)が撲殺されているのが見つかり、榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研メンバーは臨場する。凶器の石にはなぜか微量のニッケル合金が付着していたほか、保岡の胃の中には未消化のクッキーが残っていた...。 付近の防犯カメラを確認した結果、驚きの事実が浮上。事件直前、京都府警捜査三課の篠宮小菊(松下由樹)が保岡に接触していたことがわかったのだ...! 彼女は"盗犯"ひと筋のたたき上げ刑事で、深夜、現場近くの自転車置き場で窃盗の警戒にあたっていたところ、保岡を見かけたという。ところが職務質問をかけようとしたとき、自転車窃盗の現行犯に遭遇。そちらを追跡したため、結局、保岡からは何も聞くことができず、その直後に彼は何者かに殺害されたものと思われた。死の直前、保岡は自転車置き場で何をしようとしていたのか...!? また、妻・実梨(瀬戸さおり)の証言で、保岡があやしい男につきまとわれていたことが発覚。最先端の半導体回路を開発している保岡の勤務先では3週間前、機密情報の流出未遂事件が起きてネットニュースになったばかりで、その男も情報流出について探っていたようだった。その後、マリコは保岡の上司・浦井文久(半田周平)や同期の研究員・根岸徳男(渋谷謙人)から事情を聴くが、やはり情報流出を警戒しているらしく入退館のセキュリティーは超厳重だった...。 その矢先、保岡こそが情報流出の首謀者であり、産業スパイに違いないとする書き込みがSNSに氾濫!その情報はどんどん拡散されていき...そんな中、小菊は保岡と接触した際の様子を思い出し、マリコと君嶋直樹(小池徹平)を"ある場所"に連れて行くーー。 今回は主演・沢口靖子に加え、新キャストであり、科学捜査に素朴な疑問を抱いては視聴者と同じ視点でマリコを質問攻めにする会計係・加瀬淳平を演じる加藤諒の二人にインタビューを行い、お互いの印象や撮影時のエピソードなどを語ってもらった。 ――season24を迎えた人気シリーズですが、改めてseason24ならではの見所を教えてください 沢口「科学で事件が解明されていく面白さと、その先に人間ドラマが描かれているところです。また今シリーズは、新メンバーに加藤諒さん演じる会計係の加瀬淳平さんが加わり、視聴者目線の彼の意見が高度になっている科学をより分かりやすく皆さまにお届けできているかと思っております」 ――沢口さんがマリコを演じるうえで大切にされていることを教えてください。またマリコとご自身との共通点はありますか? 沢口「周りの人が諦めかけていても、1%の可能性を信じて真実に向かって突き進む姿勢です。また初期の頃は科学一辺倒でしたが、今では科学だけでなく人もやさしく見つめるようになりました。共通点は諦めない精神と真っ直ぐなところです」 ――加藤さんは会計係という役どころですが、演じるうえで意識されたことを教えてください。また、演じる加瀬とご自身の共通点はありますか? 加藤「今回会計係ですが、会計のお仕事そっちのけで捜査の話に参加しちゃったり、お手伝いさせられたり、犯人の再現VTRまでやる役なんです。会計係という目線では"お金" "値段"を意識していました。作中では一つの事件にどれだけの予算があって、捜査にどのくらいお金がかかったのかが明確になっていないんです。なので、監修の方に大体の値段を聞いてみたりしていました。芝居の中ですと、風丘先生のお菓子を見る時に心の中では『いくらだろう?』と思ったり、第5話の古着屋さんに行った時も"値札を見る"という所をアドリブで入れてみたりしました。加瀬君との共通点は気になった事を聞いちゃう所です。靖子さんにも『お夕飯何食べたんですか?』などたくさん質問しました」 ――今作より新レギュラーとして加藤諒さんが登場されていますが、印象を教えてください 沢口「親しみやすくて、ラボの中がほんわかした雰囲気になりました。それに表情が豊かで柔軟性と瞬発力のある方です」 ――加藤さんから見た、沢口靖子さんやレギュラーメンバーの皆様への印象についてはいかがですか? 加藤「靖子さんはとても、ストイックでした。マリコの一挙手一投足に意味を通し、靖子さんの拘りがある事を、撮影の中でのディスカッションで伝わり、他のキャストの皆様も背中を追い、シーンに厚みを見せていく事が沢山ありました。おやすみ時間は各々の席に戻りそれぞれの時間を過ごしたり、集まって話したりしてファミリーの様でした」 ――京都での撮影についてはいかがですか?撮影で印象に残っているエピソードがあれば教えてください 加藤「今回第4話に幽霊屋敷が登場したんです。そのセットが鬼哭啾々で怖かったです。あまり映ってなかったんですが、入って直ぐのところに傾いたお仏壇や、キッチンに汚れたお皿があったりして、そこに住んでいた人達の生活が見える感じがリアリティがあって怖かったです。お化け屋敷が有名な映画村の横にある撮影所で幽霊屋敷のシーンを撮影出来たのは嬉しかったです」 ――沢口さん演じるマリコは"科学オタク"ですが、沢口さんご自身がハマっている(オタ活)しているものはありますか? 沢口「収納好きなので、チャック付ポリ袋をA~Kのサイズまで全て揃えています。キッチンや旅先での小物入れなどに大活躍していて、用途に合わせて使い分けています」 ――記事の読者に向けてメッセージをお願いいたします 沢口「いつも『科捜研の女』をご覧いただきありがとうございます。〈第9 話〉では「科捜研」お馴染みの松下由樹さん演じる盗犯ひと筋篠宮刑事が登場します。勤務中に起きた出来事に心を傷めますが、ある物を取り戻すことで心が少し癒されるお話しです。マリコと君嶋さんとの交流シーンもたくさんありますので、どうぞ楽しみにしていてください。そして〈最終回〉では、〈第1話〉で登場した鈴木福さん演じる新開巡査が再び登場します。今回は幼なじみにかけられた容疑を晴らしたい気持ちを職務との狭間で葛藤しますが、壁を乗り越え成長する新人警察官の感動的なお話しです。科学が事件と彼の心を解き明かします。最終回までどうぞ楽しみにしていてください」 加藤「インタビューを読んでくださった皆様ありがとうございます。今僕は『科捜研の女seson24』に新レギュラーの加瀬淳平君として奮闘している日々を送っています。科捜研の皆様も科学の力で事件を解決するために奮闘している日々を送っています。是非僕たちの奮闘する姿を見て、それが皆様の生きる活力になったら良いなと思います」 文=HOMINIS編集部
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