「学校に行きたくない」「親に愛されたい」シンガーソングライター・玉城ちはるが2000人以上の子どもたちの相談にのって気づいたこと
「孤食で辛い」と悩んでいる子どもたちは、貧困家庭で親が夜勤でいないとか介護でいないとかいう場合もあれば、めちゃくちゃキャリアウーマンやお医者さんとかのお子さんとか、経済的な困難が関係ない場合もあるんです。事情がさまざまなので、本人だけでなく親御さんと話すことが解決するきっかけにもなります。 ── 玉城さんがたくさんの子どもたちと話して思うことはありますか? 玉城さん:「相談力」です。子どもだけでなく大人にも言えることですけど、これからの社会に「セルフメンタルケア」として必要なものだと思っています。これからも「命の参観日」の講演やLINE相談を通して、一人でも多くの子どもたちに出会い、相談力の大切さを伝えていけたらと思っています。
PROFILE 玉城ちはるさん たまき・ちはる。1980年4月19日生まれ。広島県出身。シンガーソングライター・家族相談士。24歳からアジア地域の留学生支援活動「ホストマザー」を10年間継続。36名の留学生を送り出し、その「ホストマザー」の経験を生かし現在アーティスト活動の傍ら全国の小中学校・高校・大学を廻り「命の参観日」という講演を行っている。広島安田女子大学にて非常勤講師も務めている。 取材・文/加藤文惠 写真提供/玉城ちはる
加藤文惠