フレデリック 新曲「CYAN」は映画「数分間のエールを」主題歌!三原健司「映画館から帰るときにちょっと背中を押すような…」
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ(※今週は安田がお休みのため、代演MCとして足立梨花さんが出演)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。5月25日(土)の放送は、フレデリックの三原健司さん(Vo./Gt.)さん、高橋武さん(Dr.)さんが登場。6月5日(水)に配信リリースする新曲「CYAN」(シアン)について語ってくれました。
◆新曲は映画「数分間のエールを」主題歌
――新曲「CYAN」はどんな楽曲になりましたか? 三原:今は春フェスが始まっていて、野外フェスとかにも結構出演しているんですけど、そんな野外の青空の下で気持ちよく鳴らせるくらい疾走感があって、爽やかなサウンドになっています。 一方、歌詞は(サウンドの)爽やかさとは反対側にあるような、1つの“モノづくり”が完成するまでの葛藤だったり、もがいてもがいて辿り着いた先にできた作品についての話になっているので、サウンドのなかで自分たちが表現したいものを出した楽曲になっていますね。 ――この曲は、映画「数分間のエールを」の主題歌となっています。楽曲制作にあたって監督のぽぷりかさんとディスカッションをしたと伺っていますが、どういうお話をされたのですか? 三原:この映画は、例えば、モノづくりを始めたばかりで何をやっても楽しい主人公がいたり、いろいろ作ってきた作品が(世間に)認められなくて諦めようとしている人だったり、いろいろな人の“モノづくり”に対する思いを伝える映画になっていて。 結構重い内容もあったり、“こういう考え方もあるんだ”って思わされる部分もあるんですけど、そのエンドロールで流れるのがフレデリックの楽曲なので、映画の内容を踏まえたうえで、監督さんからは「映画館から帰るときにちょっと背中を押すようなサウンド作りだったり、自分たちのメッセージを伝えていく楽曲にしてもらいたい」という話をいただきました。 ――本編には音楽的な内容もありますが、共感する部分はありましたか? 高橋:めちゃくちゃありました。やっぱり、モノづくりという意味では音楽も変わらないですし、監督のぽぷりかさんが、打ち合わせで「努力したときに、それが全部報われるとは限らないけど(報われなくても)前向きに頑張ってほしい、みたいな気持ちを込めているので“ただ、ポジティブなもの”にだけはしたくない」ということをすごくおっしゃっていて、その思いにすごく共感しました。 僕自身“努力して何かが叶うんだったらみんな努力している”“叶うか叶わないかわからないところで努力できるかが大事”というのは、すごく思っていることなんですけど、そういうような、ミュージシャンの人たちが“わざわざ外に出す必要がないけど思っていること”を代弁してくれている映画だなっていうのはすごく感じましたね。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」2024年5月25日(土)放送より)