【2024年の注目!ご当地コスメ】金沢発!伝統の街で生まれた目にも麗しいハリ感アップの金箔コスメ
金箔を使ったコスメといえば、あぶらとり紙をイメージする人も多いかもしれない。しかし金箔のパワーはそれだけじゃない。連載第7回は、400年の伝統をもつ金沢箔を配合した、大人の肌にハリを与えるリュクスなコスメをご紹介。
古きよき伝統が受け継がれる美しき金沢
本州中央部の日本海側に位置する石川県。県庁所在地である金沢市は、戦国時代に加賀一向一揆の拠点として、真宗本願寺を「金沢御堂(かなざわみどう)」として建立。その周りに町がつくられたのが金沢のはじまりだといわれている。その後、金沢御堂は攻め滅ぼされるが、その後、金沢城を築き加賀・能登・越中を合わせて加賀百万石の城下町として繁栄した。 (※写真:金沢 兼六園) 春や夏は晴天が続くが、冬は北西からの季節風により気温が低く雪が降る日が多く、四季の変化がはっきりしているのも金沢の魅力だ。
江戸時代に加賀藩が工芸振興に力を入れたことで、金沢には今でもさまざまな伝統工芸産業が継承されている。その中のひとつが金箔の製造。江戸幕府から京都以外で金箔製造の禁止が出てからもこっそり製造を続けていたともいわれ、今では金沢箔が全国の金箔生産量の98%を占めている。 ここまで発展した理由のひとつに、金沢の気候や水質などが金箔を作るのに適していたことが挙げられる。
(金沢の金箔(*2)を贅沢にスキンケアに配合
そんな金箔を化粧品に配合した金沢発スキンケアブランド「KINKA」をご紹介したいと思う。「KINKA」は、金沢箔の製造販売を行う「箔一」のコスメブランド。箔一は、400年に渡り受け継がれている箔打ちの伝統を守るべく創業された会社だ。 金箔の美しさを伝えるために、金沢箔工芸品を日本で初めてつくり、その後、金箔を打つ際の副産物である「箔打紙」に着目して誕生した「あぶらとり紙」を発表。あぶらとり紙ブームを生んだこの製品、覚えている方も多いのではないだろうか? そして、料理用の金箔の発売、建築分野への参入などを経て、金箔(*2)を配合したスキンケア「KINKA」が誕生。保湿成分である水溶性プロテオグリカンや厳選された植物エキスを採用した、それだけでも十分にケア効果の高いスキンケア商品に贅沢に金箔を配合することで、見た目の美しさだけでなく美容効果もさらにアップ。 古代エジプトのクレオパトラや中国の楊貴妃が美容のために愛用していたとされる金には、血流促進効果や抗酸化・抗炎症作用など、たくさんの肌にうれしい効果があるといわれている。