【高校ラグビー】3Tで花園導いた目黒学院NO.8ロケティ 「早く日本代表になってW杯に行きたい」
◇全国高校ラグビー大会東京都予選 第一地区決勝 目黒学院 45ー14 成城学園(2024年11月10日 秩父宮) 目黒学院が成城学園を45-14(前半21-0)で破り、5大会連続23回目の花園出場を決めた。高校日本代表候補のNo.8ブルースネオル・ロケティ(2年)が3トライの活躍で勝利に貢献した。 トンガ出身のロケティは7-0で迎えた前半21分、左ゴール前ラックから左隅へねじ込んで1つめのトライ。25分には敵陣22メートル内へ蹴り込まれたキックを追い、相手をつぶして奪ったボールを右隅へ抑えた。後半11分にも試合を決定づけるトライでハットトリックを決め、「めちゃくちゃうれしかった。成城(学園)は強かった」と顔をほころばせた。 1年生だった1年前は、大阪が日本のどこにあるかも知らずに花園のピッチに立った。今回は「もう大丈夫。(今春の選抜大会で敗れた)桐蔭学園とか強いチームに勝ちたい」と3回戦敗退の前回を超える目標を掲げた。「むちゃくちゃおいしい」という焼き肉やラーメンなどを口にしながらもトレーニングで筋肉量を増やし、体重は1年前と変わらず109~110キロ。残り1カ月での全国大会へ「ディフェンスの回数がまだまだ足りない」と個人の目標も明確だ。 憧れの選手は目黒学院出身の日本代表FWテビタ・タタフ(ボルドー)で、日本代表で一緒のプレーを夢見る。「早くプロになって、早く日本代表になりたい。W杯に行きたいです」と目を輝かせた。