【台風情報】今夜までに台風5号発生へ 気象庁は関東の東海上を北上予想 来週にかけて「モンスーンジャイア」で “台風の卵” 相次ぎ発生も お盆は別の熱帯低気圧による日本列島の影響は 日米欧進路予想比較
この渦は一度出現すると一般的に2週間程度の寿命があるとされています。この先はしばらく低圧部となって、さらに別の熱帯低気圧が出現する可能性もあります。 それでは海外の予報機関のこれからの予想も見ていきましょう。 ■日本の南海上の2つの雲域 アメリカ海軍の監視対象に アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。 7日午後の発表で、小笠原付近にあった雲域は赤い矢印で示されています。JTWCとしてはすでに台風扱いとして扱っています。 ■アメリカ海洋大気庁の予想 東側の熱帯低気圧は北上 アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予想結果です。東側の熱帯低気圧についてはすでに台風扱いとなっていて、関東の東の海上を北上させたあとの進路はかなりバラツキがあります。北日本方面へ進む予想もあります。 一方、沖縄近海のもう一つの熱帯低気圧についてはあまり発達させる予想ではありません。 ■ヨーロッパの予想 別の熱帯低気圧の発生を示唆 来週本州に接近も ヨーロッパ中期予報センターが発表している予想です。父島近海の熱帯低気圧については気象庁の予想と大きくは変わらずに関東の東の海上を北上させる予想です。 一方で、現在の2つの熱帯低気圧とは別に熱帯じょう乱が発生する可能性も示唆しています。 予想時刻までの48時間以内に、風速17m/s以上の熱帯低気圧が300km以内のエリアに入る確率を示した予想データを発表していますが、父島近海の熱帯低気圧が北上したあと、来週に別の熱帯じょう乱が発生して、来週後半に日本列島へと北上する可能性を示すデータもあります。ただ、まだそこまで確率は高くありません。 予想には不確定な部分も多く、まだ参考程度の情報ですが、日本近海の海水温も30℃前後と非常に高く、しばらく日本の南海上から目が離せそうにありません。
※正式な台風に関する予報については気象庁が発表する情報を確認してください。
中国放送