フリッツがシャン・ジュンチャンに競り勝ち準決勝へ「風が強く悲惨な試合だった」 [ATPイーストボーン/テニス]
フリッツがシャン・ジュンチャンに競り勝ち準決勝へ「風が強く悲惨な試合だった」 [ATPイーストボーン/テニス]
ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が予選勝者のシャン・ジュンチャン(中国)に7-6(5) 7-6(5)で競り勝ちベスト4に進出した。 ~ロスシー国際で4強入りを決めたトップシードのフリッツ選手~ 54回あったファーストサーブで4ポイントしか落とさなかったフリッツは直面した4度のブレークポイントをすべてセーブし、相手のサービスゲームを一度も破ることができなかったが2つのタイブレークを制して1時間46分で勝利を決めた。 「風も強くいろんなこともあり、正直に言って悲惨な試合だった」とフリッツは試合後のオンコートインタビューで語った。 「間違いなく調子はいいけど、今日の試合から多くのものを得るのは難しい。こんなに風が吹いていたら気持ちよくボールを打つことなんてできないからね。でもこの風の中でも今日のようなサービスを打てるなら凄くうれしいよ」 2019年&22年大会チャンピオンのフリッツは次のラウンドで、予選勝者の西岡良仁(ミキハウス)を6-3 3-6 7-6(5)で破って勝ち上がったラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、マックス・パーセル(オーストラリア)とビリー・ハリス(イギリス)の顔合わせとなった。予選勝者のパーセルがミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-3 7-6(4)で退け、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したハリスはフラビオ・コボッリ(イタリア)に6-7(3) 7-6(4) 6-2で逆転勝利をおさめた。
テニスマガジン編集部