ダイソンから「着せ替えヘッドホン」登場
黒×ブルーも良いし、シルバー×イエローも素敵。 2024年9月19日、ダイソンが「Dyson OnTrac™ヘッドホン」の日本発売を発表しました。今夏に発表されていた新しいワイヤレスヘッドホンですね。 【全画像をみる】ダイソンから「着せ替えヘッドホン」登場 まさかの空気清浄機付きヘッドホンでオーディオ業界に飛び込んできたダイソンですが、今回のOnTracはいたってスタンダードなワイヤレスヘッドホン…と思いきや、やはり面白いギミックがありましてですね。
パーツの付け替えでお好みのカラーに
こちらが「Dyson OnTrac™ヘッドホン」。シルバーのハウジングと黄色のイヤークッションが特徴的かと思いきや…。 カラバリ、めっちゃ豊富。 こちらのヘッドホン、ハウジングとイヤークッションのカラーをユーザー自身で付け替えることが可能なんです。摩耗などのパーツ交換ではなく、色換えを目的としたパーツ交換ができるヘッドホンは珍しい。 実際にパーツ交換をやってみましょう。ハウジング部分をグリっとひねれば… このように取り外すことが可能。 工具なども不要で簡単に取り外せました。同じようにイヤークッションも取り外すことができます。 あとはお好みの色のハウジングやイヤークッションを装着すれば、自分だけのオリジナルカラーを作れるというわけ。このハウジングやイヤークッションは単体で販売されているので、ファッション感覚でカラーカスタムを楽しめますよ。 ベースとなるヘッドホン本体のカラーは、「CNCアルミニウム」「CNCコッパ─」「セラミックシナバー」「CNCブラックニッケル」の4種類がラインナップ。カラーごとにヘッドバンド上部の色と、デフォルトのハウジング&イヤークッションの色が異なります。ヘッドバンド部分の色は交換できないので、ベースとなる色ははじめに決めておきましょう。
大振り、だけどノイキャンも臨場感もパワフル
装着するとこんな感じ。ハウジングはわりと大ぶりで、耳をすっぽり覆ってくれます。重量は451gと軽量ではないものの、側圧の強さやヘッドバンドの重量バランスが絶妙で、それほどズシッとは来ません。 耳を覆うイヤークッションの素材はウルトラソフトマイクロファイバー。ふっかふか、だけどほどほどの反発感もある。通気性や遮音性も優秀な素材なんだそう。 して、肝心の音質の方は「パワフルだね~」な印象。40mmのダイナミックドライバーを搭載しており、ズシっとした低音もキラっとした高音も申し分なし。特にイヤークッションのフィット感が快適で、しっかり遮音しつつもムレる感じはありませんでした。 ハウジングをタップするとノイキャンのON/OFFが切り替えでき、それ以外の操作は物理ボタンから。十字キー型のボタンは音量や曲送りを兼ね備えており合理的な仕組み。 ノイキャンの強さは相当なものでした。 そもそも「なんでダイソンがヘッドホンを?」というところから話すと、ダイソンはノイズ低減に関する技術にも強いんです。ジェイク・ダイソンいわく「我々の製品に対する労力の20%はノイズ低減に注いでいる」とのことで、その関係で音響についての知見も持っているとのこと。 以前のヘッドホン「Dyson Zone」では耳の真横にモーターがあり、モーターの騒音を消すための超強力なノイキャンが必要でした。今回のOnTracは空気清浄機が付いてないから、その分だけノイキャンが強くなるのは当然ってなわけですね。 専用アプリからはノイキャンの設定や簡易的なEQの変更が可能。独自要素として、装着時に暴露している騒音をモニタリングする要素なんかもあります。 自宅のような静かな場所であれば騒音レベルは低くなり、必要なノイキャンも少なくて済む。逆に街中や電車のような騒音レベルが高い場所ではノイキャン力も高くなり、なおかつユーザーの耳にどれくらい負荷がかかっているかもわかるという仕組み。
空気清浄機とっぱらったら、面白いヘッドホンができた
ユニークすぎた「Dyson Zone」から空気清浄機要素を抜いたことで、音質やノイキャンの評価に集中できるようになった。「Dyson OnTrac™ヘッドホン」はそんなヘッドホンなんですが、さらにカラーカスタムという新ネタを乗っけてきたのが遊び心を忘れないダイソンって感じがしますね。 「Dyson OnTrac™ヘッドホン」の価格は、公式サイトで7万4990円。交換用のイヤークッションは2,750円、ハウジングは6,490円で販売中です。まずは公式サイトで、好みのカラーカスタムを作ってみましょ。 Source: ダイソン公式サイト
ヤマダユウス型