お金が貯まった!去年の1年間で100万円以上貯めた人に成功のコツを聞きました
収入をアップさせた
ここまでは支出を抑えるコツをご紹介してきましたが、収入アップで貯金がうまくいったという声も。 「積立NISAとiDeCoを始めたことにより、貯めることができた」(46歳女性/営業・販売) 「地道に株式投資をして、資産を増やす」(43歳男性/営業・販売) 「私がパートを始めた」(40歳女性/主婦) 「給付金やボーナスアップがあったが、手をつけず貯金」(27歳女性/主婦) 株式投資は、うかつに手を出すとかえって痛い目を見るおそれもあることは過去記事で何度もお伝えしてきたとおり。ただ、まずは損しても困らないレベルの少額から始めて、しっかり情報収集したり、学習と経験を積んだりすることは、将来の財産の礎になるかもしれません。 また、収入がアップした分は、そのまま貯金に回すというのも金言。臨時収入があると、すぐに「これで何を買おう」という発想になってしまう筆者としては肝に銘じたいところです。
毎月一定額を貯金する仕組みを作った
「給与から別口座に強制的に天引きしたから」(36歳女性/金融関係) 「給与の一部を積み立てにしていたこと。元からないお金として扱うことで予算管理ができたと思う」(51歳女性/デザイン関係) 筆者含め、やりくり下手な人にありがちなのは「貯金するつもりで節約したけど、いつも手元にお金が残らない」という言い訳。しかし、収入から生活費を引いて、余った分を貯金に回すという発想こそが、貯まらない元凶かもしれません。 貯金に絶対に失敗しないためのシンプルなルールは、給料が入ったらまずは一定額を強制的にでも貯金してしまうこと! 貯金する“つもり”ではなく、金融機関の自動積立サービスなどを利用して、毎月確実に預金通帳の額を増やしていきましょう。
お金の流れを把握した
「支出をカード一枚にまとめて分かりやすいようにした」(48歳男性/会社経営・役員) 「会計アプリを使って管理するようになって計画も立てやすくなった為」(50歳男性/営業・販売) ダイエットでやみくもに食事制限してもうまくいかないのと同様、貯金もまずは毎月、何にどれくらいのお金を使っているのか、冷静に振り返るのが第一です。 ズボラで家計簿をコツコツとつけるのが無理!……という場合、まずはコメントにもあるように、クレジットカードを一枚にまとめるだけでも、オンラインで利用履歴が確認できて、かなりお金の流れがわかりやすくなります。 まずは、数字を見える化して家計の現状を把握したうえで、「来月のこの分野の支出は何円以下に抑えよう」というふうに計画を立ててみてはいかがでしょうか。 以上、実際にやってみてうまくいった貯金術をご紹介しました。2024年こそは目標額を達成したい!……と意気込んでいる人はぜひご参考にしてみてくださいね。
中田綾美