高い収益を生み出すSolana(ソラナ)の取引エコシステム、そのユニークなダイナミクスとは:Coinbaseがレポート
ユーザーに合わせたオンチェーンエコシステムの構築
ソラナの開発者は、ネットワークのオンチェーン環境がユニークなダイナミクスを生み出していることを認識しており、その利点を最大限に活用しようとしている。例えば、無期限先物を提供する分散型取引所(DEX)Zeta Marketsは、ユーザーが複数のウォレットを使用することなく、ミームコインを購入し、レバレッジをかけられるようにしたいと考えている。 「トレーダーは『なぜ中央集権型取引所(CEX)で取引する必要があるのか?』という感じだ。彼らはすでにソラナ・チェーン上に全資金を保有している」とZeta Marketsの創業者トリスタン・フリッツァ(Tristan Frizza)氏はCoinDeskに語った。 「もしすべてのミームコインをファントム(Phantom)ウォレットに保有していれば、無期限先物を使ってヘッジしたいと思うかもしれない。DEXならワンクリックで完了する」 使いやすさは大きな魅力だが、CEXがまだ取り扱っていないリスクの高いコインを上場させることもできるとフリッツァ氏は述べた。ステーブルコインではなく、ソラナ(SOL)を先物ポジションの担保にできることはもちろんだ。 「強気相場でステーブルコインを保有したい人はいない。ウォレットにあるものすべてを証拠金口座に入れたいだけだ」 これらはすべてデータに表れている。ソラナDEXの利便性により、これらのプロトコルの取引高は、コインベースの取引高から乖離しつつある。一方、イーサリアムDEXの取引高はコインベースの取引高との相関性が高まっている。 「ソラナの取引アクティビティがCEXから比較的切り離されており、独自のエコシステムを形成しつつあることを示している」とコインベースのレポートは述べている。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Adam Nir/Unsplash, modified by CoinDesk|原文:The Unique Way the Solana Trading Ecosystem Is Making Bank
CoinDesk Japan 編集部