「月1000円」の投資でも効率よく貯めることはできますか? 給与が安いのでお金をなかなか貯められません
貯蓄や投資をする方法について、頭を悩ませている人が多いのではないでしょうか。特に収入が少ない場合、毎月の余剰資金が限られているため、お金を貯めたり増やしたりする余裕がないかもしれません。しかしながら、月に1000円の小額からでも賢く投資することで資産を増やすことは可能です。 本記事では、貯蓄と投資の違いを確認しつつ、少額投資の方法や収入そのものを増やす方法について紹介していきます。
貯蓄と投資の基本知識
将来の設計を考える際には、人生の大切な節目ごとに必要となる資金についても計算しておくことが不可欠です。例えば、結婚や住宅購入や子どもの教育費など、それぞれに必要な金額を予測し、それに備える計画を立てるのです。このとき、資産を増やすための方法として「貯蓄」と「投資」がありますが、これらは大きく異なる特徴があります。 ・貯蓄とは? 主に安全性を優先し、必要なときにすぐに取り出せる資金を確保する手段です。例えば、銀行の普通預金などがこれにあたり、元本割れのリスクがありません。また、次に紹介する投資もそうですが、長期にわたって行うと「複利効果」の恩恵が得られます。 複利効果とは、得られた利益を再び貯蓄や投資にまわし、その利益がさらに利益を生むことで、資産が指数関数的に増加する現象を指します。ただ、貯蓄の場合は利率が低いので、投資に比べると福利効果は小さくなります。 ・投資とは? 株式や投資信託の購入により、将来的に資産を増やすことを目的とする方法です。投資先によっては大きな収益が得られる可能性がありますが、その反面、リスクを伴います。市場の変動や企業の業績、経済環境の変化など、さまざまな要因により投資した資産の価値が減少(元本割れ)する可能性があるのです。 特に、株式投資では価格の変動が大きく、注意が必要です。したがって、投資を行う際には、これらのリスクを十分に理解し、個人のリスク許容度に合った投資を選択することが大切です。