留学先で〝漏らした〟過去…「排尿」を予測するデバイス開発 障がい児のトイトレにも「一筋の光」
「トイトレに一筋の光」
障がい児を育てるユーザーからは、「トイレに行く習慣ができた」といった喜びの声が寄せられているといいます。 自閉スペクトラム症の6歳の男児は、おしっこのタイミングを適切に伝えることができず漏らしてしまうことが多かったといいます。漏らすことをためらって水分を取らず、脱水になることもありました。 しかし、「DFree」の通知をもとにトイレへ誘導すると漏れる回数は減り、数値化されていることで子ども自身も納得してトイレに行けるようになったそうです。 保護者も、それまでは常にトイレを気にして生活していましたが、必要なタイミングのみトイレに連れていけばよくなったといいます。 中西さんは、「尿がたまっている感覚を教えることは難しいのですが、『DFree』では『この感覚のときにトイレに行くんだよ』と伝えることができます。『諦めかけていたトイトレに一筋の光が見えた』という声もいただきました」と話します。 今後も障がい児育児関連のイベントに積極的に参加し、周知していくそうです。