「可能性は無限大だ」佐々木朗希には“10年467億円の価値”があるとMLBスカウトが絶賛。元同僚も「見た中で最も偉大な投手のひとり」と太鼓判
NPB千葉ロッテマリーンズからポスティングされ、MLBに挑戦することとなった佐々木朗希について、MLB公式サイトは現地11月13日、”スカウティングレポート”と銘打った記事を配信。MLBスカウトや元同僚の佐々木に対する評価をまとめた。 【動画】MLB公式が配信! WBCで見せた佐々木の好投ハイライト ある国際スカウトディレクターは「彼は宣伝されている通りの実力を持っている」と佐々木を見ているという。「彼は理想的で無駄のない、アスレチックな体格を持っている。腕の動きも送球も素晴らしく、3つの力強い球種を持ち、コントロールが良い。彼にはNo.1のポテンシャルがある」と続けた。また、別のスカウトも「私の意見では、彼は最高クラスの先発投手だ。爆発力のある腕だよ」「彼はフレッシュだった頃のノア・シンダーガードを思い出させる」と絶賛した。 また、同サイトはそれぞれの球種の詳細にも触れた。佐々木の代名詞のひとつであるフォーシームは、2023年の平均98.8マイル(約159キロ)から今季は平均96.8マイル(約155.8キロ)にまで低下。その影響からか、空振り率も低下(24.0%→13.1%)したと紹介したものの、長期的な怪我が無ければ心配することは無いと付け加えた。また、スライダーについても平均以上だと評価した。 そしてスプリットについては、今季マリーンズでともにプレーしたジェームス・ダイクストラが「ワールド・ベースボール・クラシックでその素晴らしさは知っていたが、期待以上だった。今まで見た中で最高のスプリッターのひとつだろう」と太鼓判。今季スプリットで残した57.1%の空振り率はMLBに当てはめた場合、フェルナンド・クルーズ(シンシナティ・レッズ)の59.3%に次いで2番目の数値だという。 また、スカウトディレクターは「オープン市場なら、10年で2億7500万ドル(約428億円)~3億ドル(約467億円)だろう。この男の可能性は無限大だ」と選手としての価値を表現。ダイクストラも佐々木の英語習得やマウンドでの技術向上の熱心さに「ブルペンから帰ってきた時に『今まで実際に見た中で最も偉大な投手のひとりだろう』と言ったんだ」と振り返った。 構成●THE DIGEST編集部
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