カギはエアコン? 灼熱の国・日本でキャンピングカーのトレンドに変化の兆し
ルーフエアコンは室内機と室外機が一体型になったタイプ。文字通り天井に取り付けるエアコンであるため、スペースを取らないところもメリットだ。
ロッキー2のステップワゴン MVはサブバッテリーとして200Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、エンジン停止時でもエアコンを5~6時間ほど使用できるという。 また、サブバッテリーチャージャー(走行昇圧充電システム)も搭載しているため、使用した電力は次の日に走行すれば急速充電できるという仕組みになっている。
ルーフエアコンの登場で今後、キャンピングカーのトレンドに変化はあるのだろうか。 「やっぱり、ステーションワゴン系くらいのサイズ感で、キャンピングカーだけではなく普段使いもできるクルマがトレンドになってくると思います。例えば大きいクルマにしてしまうと、普段使い用のクルマと合わせて2台持たないといけなかったりしますが、ステーションワゴン系なら普段使いも車中泊もできます」 商用バンにもステーションワゴン系に比べて圧倒的に広い室内空間というメリットがある。今後はユーザーがクルマに何を求めるかによって、よりシビアにベース車両が選択されていく時代になるかもしれない。 ■ 安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。
安藤康之