昼ドラ史上初、“双子”ヒロインが数奇な運命に翻弄される大河ロマン「花衣夢衣」 第1話あらすじ&見どころを紹介
尾崎亜衣、尾崎由衣らが主演を務めるドラマ「花衣夢衣」(2008年放送、全65話)が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて10月17日(木)より毎週月曜~金曜昼4時59分から放送される。本記事では、昼ドラマ史上初となる“双子ヒロイン”による本作のあらすじや見どころについて紹介していく。 【写真】クールな表情がカッコいい…羽嶋将士役を務める眞島秀和 ■実際の双子姉妹がヒロインを演じる「花衣夢衣」 石川県金沢市を舞台に、数奇な運命に翻弄されながらも力強く生き抜いていく双子の姉妹の人生を描いた大河ロマン「花衣夢衣」。原作は、『週刊セブンティーン』(集英社)にて掲載されていた漫画『おれは男だ!』など、ロマンスとヒューマンドラマ作品を数多く手掛けてきた漫画家・津雲むつみさんによる同名漫画。 昼ドラマらしい濃密でダイナミックなストーリー展開の中で、複雑に絡み合う登場人物たちの心情が丁寧に映し出されており、視聴者から好評を得た本作。実際の双子の姉妹が“ダブル姉妹ヒロイン”として抜擢された。沢木真帆役を尾崎亜衣(17~20歳の真帆)と吉田真希子(32歳~の真帆)が、沢木澪役を尾崎由衣(17~20歳の澪)と吉田真由子(32歳~の澪)がそれぞれ演じる。 ■双子の姉妹が数奇な運命に巻き込まれる…「花衣夢衣」第1話あらすじ 時は昭和25年、戦後の復興目覚ましい東京。17歳の双子の姉妹、好奇心旺盛な姉の沢木真帆(尾崎亜以)と消極的な性格の沢木澪(尾崎由衣)は、性格は異なれどいつも一緒に仲良く過ごしていた。 ある日、澪は画商の息子である俊彦(吉岡毅志)からラブレターを渡される。そのラブレターには愛の告白が丁寧に綴られていたが、それは澪の双子の姉・真帆宛てに間違えて渡されたものだった…。真帆との仲を引き裂かれる気がした澪は俊彦の手紙を「不潔」だと一蹴し、“双子はどんな時も一緒”と真帆に言い聞かせる。 そんな真帆たちの父親で画家の圭二郎(長谷川初範)は、戦争で身体を壊してしまい病床にふけっていた。圭二郎の妻・和美(萩尾みどり)が繕い物をして一家の生計を細々と立てる中、沢木家になにかと援助をしてくれてくれていたのが圭二郎の友人・万平(斉木しげる)。そして、真帆に思いを寄せる俊彦は万平のひとり息子だった。 そんなある日、俊彦は万平と和美の“ある秘密”を目撃してしまい――。 ■“本当の双子”ならではの息の合った演技に注目 本作の見どころは、ヒロインを演じたキャストが本当の双子であることから、その掛け合いがよりリアルでテンポの良いものに仕上がっている部分、そして2人の絆の強さをより感じられる部分だろう。 実際に双子のヒロインは、第1話から耳馴染みの良い台詞回しや、双子ならではの息の合った演技を見せてくれている。例えば、俊彦からの手紙を澪から受け取った際に嬉しそうな表情を浮かべる真帆に対し、澪は「不潔よ。幻滅よ」「私たちの仲を引き裂こうとする人間がいたら、絶対に許さない」とまくし立てる。真帆も、そんな妹の強い思いを感じ取り、「私たち2人で支え合っていかなきゃ。迷惑よ、こんな手紙」と、まるで自分に言い聞かせるかのように返答。 息の合った演技はもちろんのこと、お互いがかけがえのない存在であることは“本当の双子”だからこそ、より説得力が増すものとなっていた。さまざまな出来事が起こる中で、固い絆で結ばれた双子の姉妹が力強く生き抜いていく様子は注目ポイントとなっている。