渋野日向子34位で今季終了「去年に比べるとすがすがしい」シード落ちから全米女子OP2位躍進
<米女子ゴルフツアー:アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン>◇最終日◇17日◇米フロリダ州ペリカンGC(パー70) 【写真】26歳の誕生日にバースデーケーキを持ち笑顔 渋野日向子(26=サントリー)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを崩して、通算1アンダーの279の34位で大会を終えた。 「すごく悔しい気持ちが残る1日。すごく残念です。ミスショットが多く、リズムが悪かった」 同じ5アンダーだった畑岡奈紗とともにラウンド。1番でバーディースタートも勢いに乗れない。2、6番でボギー。8番パー4で第2打を1メートル弱につけて、前半はイーブンで折り返す。後半は苦しんだ。12、14番でボギー。16番パー4では第2打を左に曲げて池ポチャ。その後のアプローチも寄らず、ダブルボギーをたたいた。 次週の最終戦CMEツアー選手権の出場権は獲得できなかった。「来週プレーしたかったのですごく残念。後半のゴルフは情けない」と視線を落とした。それでも夏からの不調から脱出するきっかけをつかみかけた大会でもあった。「ドライバーは気持ち良く振れている感覚があった。アイアンもチャンスにつける回数も多かった」と一定の収穫を口にした。 自身の今季の大会は終わった。ここ数年はスイング改造など試行錯誤で成績は低迷。米ツアーのシード権も喪失して臨んだシーズンだった。そんな中で6月の全米女子オープンでは優勝争いをして2位。全米女子プロも7位に食い込んだ。「うーん、全米女子オープンと全米プロだけだったので非常に個人的に悔しい結果。ただ去年に比べると、まだすがすがしい気持ち。それだけやることが去年よりは見えている」と前向きに言った。続けて来季に向けて「もっと総合力を高めないといけない。1年間通じて安定したゴルフができるように準備しないといけない」と課題を口にした。