Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング32位。アカデミーが逸材を次々輩出! 2期連続黒字で経営も順調
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
32位:ロアッソ熊本(108) 2024リーグ戦成績:12位(J2) 2024シーズンホームグロウン人数:4人(27位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:6,177人(34位) 2023年度営業収益:約12億2800万円(34位) 2024シーズンのJ2リーグを12位で終えたロアッソ熊本は、直近2年間は安定した経営基盤を築いている。2022年度は8008万円、続く2023年度は9020万円の純利益を計上し、2期連続で過去最高を更新した。 まだJ1クラスの売上には遠いが、クラブの2023年度の決算報告によれば、当期は新規の協賛企業が71社にのぼり、協賛金額は前年度に比べて約6000万円増加している。 さらにポジティブな点をあげれば、アカデミーの存在だ。2024シーズンのホームグロウン選手の登録者は4名だが、現在ツエーゲン金沢で10番を背負う嶋田慎太郎も熊本の下部組織で育っている。 2024年7月にベルギー2部のSKベフェレンに期限付き移籍で加入した道脇豊、2024年3月に行われたジェフユナイテッド千葉戦でJ2最年少ゴール記録(16歳5ヶ月5日)を打ち立てた神代慶人もアカデミー出身だ。 チームの内情は順調であるだけに、リーグでも結果を求めたいところだ。これだけのポテンシャルを秘めていれば、J2上位進出、ひいてはJ1昇格も具体的な目標に設定できるだろう。
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