全国の「結婚式場」112社 業績が急回復 増収企業が7割弱、利益はコロナ前を上回る
売上高5億円未満が6割弱
売上高別では、売上帯の最多は1~5億円未満の35社(構成比31.2%)で、1億円未満が28社(同25.0%)と続く。 5億円未満が全体の6割弱(56.2%)と、半数超を中小・零細式場が占めている。 全国展開の大手とエリア限定で展開する中堅、中小事業者との分化が進んでいる。
売上高増減別 増収企業が6割以上に回復
売上高の増減は、2023年の増収は72社(構成比64.2%)に対し、減収は16社(同14.2%)、横ばいが24社(同21.4%)だった。2022年の増収は66社(同58.9%)で、2023年は5.3ポイントアップで増収トレンドになっている。 2023年の売上高伸長率は、10~100%未満が51社(同45.5%)で、以下、0~5%未満が34社(同30.3%)と続き、100%以上は2社(同1.7%)だった。2022年に比べ、大手を中心に売上高の回復基調が続いた。
損益別 黒字企業が約7割
最終損益別は、2023年まで5期の利益が判明した41社でみた。 2023年の黒字は28社(構成比68.2%)、赤字は13社(同31.7%)だった。黒字企業数は2022年の26社(同63.4%)を上回った。 売上高はコロナ前の水準に回復していないが、利益では黒字企業数は2019年とほぼ同じ水準で、コロナ前に戻した。