広島から高校生右腕が育たないのはなぜか? 10年で13人獲得も戦力化したのはたった2人…
広島から高校生右腕が出てこない。 今年は2020年ドラフト4位の小林 樹斗投手(智弁和歌山)の戦力外を発表した。小林は高校時代、最速152キロを計測。躍動感のある投球フォームは見応えがあり、1年目から一軍登板するなど期待は大きい投手だったが、怪我で苦しんだ。2019年ドラフト3位の鈴木 寛人投手(霞ヶ浦)もフォームの完成度が非常に高く、エース候補として注目されたが、フォームを崩し、わずか2年で戦力外となっていた。 【一覧】プロ野球 11月1日までの戦力外・引退者 2014年から10年間で、獲得した高校生右腕は13人。その中で活躍したのは、アドゥワ 誠投手(松山聖陵)、遠藤 淳志投手(霞ヶ浦)の2人だ。遠藤は20年と22年に投球回100回以上を達成するなど、通算11勝。アドゥワは通算16勝、今季は6勝4敗、防御率3.13とキャリアハイの成績を残した。 22年ドラフト1位の斉藤 優汰投手(苫小牧中央)、今年のドラフトで指名した200センチ右腕・菊地 ハルン投手(千葉学芸)、198センチ右腕・小船 翼投手(知徳)と将来有望な投手はいる。彼らを大成させることができるか注目だ。