自然と共生する庭園造りをテーマにした講演会が１４日、雲南市で開かれました。 造園家　ポール・スミザーさん： 「自然にもよくて、私たちもよくて、というふうにしないといけない」 この講演会は、自然環境の保全などに取り組むホシザキグリーン財団が管理・運営する、雲南市のふるさと尺の内公園の開園３０周年を記念して開きました。 講師を務めたのは山梨県北杜市在住のイギリス人で、造園家のポール・スミザーさんです。 ポールさんは全国各地の庭園のデザインを手掛けていて、山陰ではふるさと尺の内公園のほか、南部町のとっとり花回廊や鳥取市の湖山池の庭園などを監修しています。 造園家　ポール・スミザーさん： 「オオムラサキが来るのがいいとか、サクラソウを増やしたいなど、いろいろ決めてしまうと、そのものもうまく行かないし、周りもうまく行かない時がある」 ポールさんは、その土地の地形や植物などを生かした、自然生態系に優しい持続可能な庭づくりの第一人者です。 参加者は心安らぐ公園の姿を思い浮かべながら、ポールさんの話に耳を傾けていました。 参加者： 「楽しさがこちらにも伝わった。自然風の庭づくりに興味があるので生かせたらいい」 ホシザキグリーン財団では、今後もポールさんの協力を得ながら尺の内公園の整備を続けることにしています。