【注目チーム】昨季大幅ポテンシャルアップ…2024年にアロンソは表彰台の頂点へと返り咲けるのか要注目|アストンマーティン|F1
2018年途中からレーシング・ポイントの名称でF1に参戦していたチームが、2021シーズンからアストンマーティンとして再スタート。2023年は総合5位に浮上し、続く2024年はどうなるのか。
歴史
2021シーズンより、アストンマーティンのチーム名でF1へと参戦。イギリス伝統メーカーの名がF1へと戻ることになった。 2020年までの前身はレーシング・ポイントであり、その名称に変わってからまだ数年しか経っていない。だがこのチームの系譜を辿ると、2000年以降は何度も買収によってオーナーやチーム名が変わった歴史を持っている。 1991年に誕生したジョーダン・グランプリが2005年でその歴史にピリオドを打ち、2006年にはミッドランドF1、2007年にはスパイカーF1、2008年にはフォース・インディアと名前と体制が変わった。 2018年途中、同チームが財政難に陥ったことで破産手続きを開始し、同年夏にカナダ人実業家のローレンス・ストロール氏率いるグループへの売却が決まり、2019年からチームの名称がレーシング・ポイントとなっていた。 フォース・インディア時代から在籍7シーズン目を迎えていたぺレスは、前身時代に5回の3位表彰台を獲得しており、大黒柱としてチームを引っ張る存在でもあった。当時からフォース・インディアはパワフルなメルセデスのパワーユニットを生かした車体づくりを進め、アゼルバイジャンGPやベルギーGPなど、ロングストレートのある高速サーキットで結果を残してきた。 2020年はプレシーズン段階から、2019シーズンのメルセデスを空力デザインをモチーフとしたような新シャシーを発表。だがこれが後に模倣としてコンストラクターズポイントが15点引かれる罰則を科されてしまった。 オーナーのローレンス・ストロールは2020年、イギリスの自動車メーカーであるアストンマーティンの株式を取得した影響で、2021年からチーム名がレーシング・ポイントからアストンマーティンへと変わることに。 アストンマーティンはスポンサーとしてレッドブルとのパートナーシップを結んでいたが、2020シーズン終了とともに解除となっている。なお、コンストラクターとしてアストンマーティンのF1復活は2年間のみの活動となった1960年以来、実に61年ぶりの復活となった。