【RIZIN】安保瑠輝也とライアン・ガルシアがボクシングマッチで対戦決定、大晦日午前から米国PPV配信へ
2024年11月19日の日本時間早朝、米ニュースサイト『Clocked N' Loaded』が「速報」として「ライアン・ガルシアが帰ってきた。彼は12月30日(※米国時間)、さいたまでRIZINスター安保瑠輝也とボクシングの特別エキシビションマッチに挑む。エキシビションマッチは2分間の8ラウンドの試合」と投稿。SNSを賑わせている(※【追記】その後、ガルシアが自身のXで安保戦が決定したことを発表)。 【写真】米ニュースサイトがSNSに投稿した安保vs.ガルシアのポスター画像 その投稿には「RIZIN PRESENTS」としてポスター画像も。数分後にはガルシアが自身のSNSにて「I’m on my exhibition type shii(私はエキシビションタイプです)」と3日ぶりに投稿した。 安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。 2022年6月の『THE MATCH 2022』でRISEスーパーライト級王者の山田洸誓に勝利するとしばらく試合から離れていたが、今年2月の『BreakingDown』で元K-1ヘビー級ファイターのシリル・アビディと対戦し、KO勝ちすると、5月にRIZINでブアカーオとドロー。9月には宇佐美正パトリックに判定勝ち。戦績は26勝(14KO)5敗1分。 大晦日にはMMAデビューを果たしたが、久保優太のリアネイキドチョークに敗れた。2024年は6月のBreakingDown 12にてスダリオ剛との無差別級戦を制した。そして7月の『超RIZIN.3』にてプロボクシング6階級制覇のマニー・パッキャオとRIZINスタンディングバウト特別ルールで拳を交え、「判定があれば安保が勝っていたのではないか」と言われるほどパッキャオを追い詰めた。 そのパッキャオ戦後のリングに、観戦に訪れていたガルシアがリングイン。「名前は…安保? おめでとう。俺は日本で戦いたい。安保、それともマニーのどちらかと戦いたい」とRIZIN参戦をアピール。ガルシアは「3Rで安保をKO出来る」とし、安保は「レッツファイト!」と答えていた。 ガルシアはアマチュアボクシングで215勝15敗という成績を引っ提げてプロに転向。2016年6月にプロデビューを果たすと、2023年4月にジャーボンテイ・デービスにKO負けを喫するまで23連勝。再起戦は2023年12月に行ってKO勝ち。2024年4月にはWBC世界スーパーライト級王者デヴィン・ヘイニーから3度のダウンを奪って判定勝ちしたが、ガルシアが体重超過していたためこの試合はノンタイトル戦で行われた。さらに、薬物検査で禁止薬物の陽性反応が出たことから、ヘイニー戦は無効試合に。ニューヨーク州アスレチック・コミッションからは1年間の出場停止処分を受けている。また、素行が悪い事でも知られており、2024年6月には器物損壊容疑で逮捕されている。 4月のWBCスーパーライト級タイトルマッチでガルシアは、140ポンド(63.50kg)のリミットを前日計量で3.2ポンド(約1.4kg)オーバーする64.9kgで体重計に乗っている。 一方の第4代K-1 WORLD GPスーパーライト級(65kg)王者の安保は、マニー・パッキャオ戦は69.0kg契約で対戦。両者はどの体重で戦うか。 榊原信行RIZIN CEOは20日(水)に記者会見を行い「ぶったまげる発表をする」と予告しているが、このガルシアvs.安保も会見で登壇なるか。 米国PPVサイト『FANMIO』ではPPVチケットも発売開始、米国東部時間午後9時開始の同PPVは、3部構成の『RIZIN DECADE』の第1部、日本時間の午前中から開始となりそうだ。
ゴング格闘技
【関連記事】
- 【RIZIN】ケラモフが摩嶋を28秒TKO「鈴木、もう一度戦おう」、浜崎が復活の一本勝ち! MMA3戦目の芦澤が昇侍をTKO
- 【RIZIN】榊原CEO「フライ級GPをやるなら2025年の夏以降に『世界一』を名乗れるメンバーで」──新加入のガジャマトフ、ララミーが勝利
- 【RIZIN】ヴガール・ケラモフ「鈴木千裕から獲り返したい気持ちがとても強いが、鈴木vs.クレベルの勝った方と戦いたい」×摩嶋一整「パンチに合わせて組もうかと思ったけど……」
- 【RIZIN】大晦日に久保優太vs.シェイドゥラエフ決定「勝ってタイトルマッチを」(久保)、BreakingDownの巨人エドポロキングがついに初参戦で貴賢神とヘビー級戦
- 【RIZIN】10年目の大みそかは「4部構成」も──榊原CEOが『RIZIN DECADE』全容を明かす