米12月CB消費者信頼感104.7に低下、景気への評価弱まる
[ワシントン 23日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が23日発表した12月の米消費者信頼感指数は104.7と、前月の112.8(上方改定)から低下した。市場予想の113.3も下回った。 米大統領選後に見られた高揚感が薄れ、将来の景気に対する懸念が台頭。トランプ次期米大統領が検討する関税によって生活費が上昇すると予想した消費者は46%に上った。 それでも、労働市場については引き続き楽観的な見方が示された。 職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差に関する指数は22.2と7カ月ぶりの高水準となった。前月は18.4だった。 CBのチーフエコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は、最近の雇用や失業のデータと一致して「労働市場の状況に対する消費者の見方は引き続き改善している」と指摘。半面「景気に対する評価は弱まっている」と述べた。