意識したいのは誰かに「搾取」されずに生きる道 ネガティブ情報をわざわざ伝えにくる人は注意
言わなくてもいいことを、わざわざ伝えにくる人。もらってもうれしくないものばかり持ってくる人……。日々、いろいろなタイプの人と付き合う中では、どうしても自分のペースを乱されたり、余計なストレスを抱えたり、ということがあります。そのようなときでも「自分らしく」毎日を過ごすヒントはあるでしょうか。精神科医・藤野智哉さんの著書『「そのままの自分」を生きてみる』から一部を抜粋、再編集し、自分を大切にする生き方について考えてみます。 【画像】いらないものばかり持ってこられるときには、こう考えて処分してもいいのでは?
■他人はあなたのために生きてない そもそも、対人トラブルの多くはお互いが、「相手はあなたのために生きてないから、あなたの思いどおりにはならない」という当たり前のことをちゃんと理解できてないせいで起こるんじゃないかなと僕は思ったりします。 冷たい言い方かもしれませんが、これがわかっているとムダに落ち込む時間が減ります。 他人を責めたり、うらんだりしたくなったら、「他人は自分のために生きてないからしょうがない」という言葉をつけると腑に落ちるかもしれません。
・子どもが私の希望する学校に入らない! →「他人は自分のために生きてないからしょうがない」 ・仕事の提案を受け入れてもらえない! →「他人は自分のために生きてないからしょうがない」 どうですか。「まぁ、しかたないか」という気持ちが少しずつ出てきませんか? このように「あきらめ」の気持ちを時にはうまく利用するのです。 逆に、相手のほうが「他人はあなたのために生きてない」を理解してないパターンもありますよね。
たとえば、いつも「いらないもの」を渡して感謝を強要するお姑さん。 本人はモノをあげるんだから感謝されて当然だと思っている。でも、もらった側としては、センスの合わない服や家族の誰もが食べないおかず、いらない景品などを渡されて、感謝を求められるのもしんどい状況だったりします。 そんなとき「お義母さん、私、あなたのために生きてるわけじゃないんで、思いどおりにできると思わないでください!」とは、言えませんよね。