【NBA】トレードデッドラインで注目のNBAチームは? 八村塁所属のレイカーズら
オクラホマシティ・サンダー(買い手)
サンダーは当初の見通しよりも先に進んでおり、シーズンを折り返してもウェスタン・カンファレンスの上位につけている。 シェイ・ギルジャス・アレクサンダー、チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズの主軸は定まった。次は周囲を固め、このグループで初のプレイオフに向けて備えるべく、非常に明確な必要性を検討していくことができる。 ニックスのように、サンダーにはダービス・ベルターンスという貴重なトレードのカードがある。ローテーションから外れており、サラリーは1700万ドル(約25億1600万円)だ。ベルターンスとローテーション外の若手有望株、そして無限にも思えるドラフト資産の一部を条件とすれば、サンダーは真のゲームチェンジャーとなるかもしれない。 エバン・フォーニエを使えるのも役立つ。年俸1890万ドル(約27億9720万円/1ドル=148円換算)の契約が満了する彼は、経済的な理由から重要な存在となるかもしれない。また、3ポイントショットと守備を得意とするが、ローテーションから外れたクエンティン・グライムズは、貴重な選手をトレードするチームに対して十分な選手だ。
シカゴ・ブルズ(売り手)
ブルズの状況は芳しくない。だが、シーズン開幕前ほどではない。 コービー・ホワイトが先発ポイントガードとして力を発揮するようになり、ブルズは少なくともひとりは未来を築くための堅実な戦力を確かなものとした。以前はザック・ラビーンの移籍が不可避と思われたが、シーズン終了の手術により、その可能性は非常に低くなった。 一方で、ブルズはデローザンに退団の可能性がある。また、アレックス・カルーソに対するビッグオファーに耳を傾けるかもしれない。アンドレ・ドラモンドも、ポストシーズンに向けてフロントコートの強化を目指すチームの関心を引くだろう。
シャーロット・ホーネッツ(売り手)
ホーネッツはトレードデッドラインに先駆けて、テリー・ロジアーの放出と引き換えに、カイル・ラウリーと将来のドラフト1巡目指名権を手にした。 ラメロ・ボール、ブランドン・ミラー、マーク・ウィリアムズの主軸は確実と見るべきだろう。だがそれ以外は、どんなことも起こり得る。ラウリーの新天地を見つけることに加え、ホーネッツはマイルズ・ブリッジズ、ゴードン・ヘイワード、ニック・リチャーズ、PJ・ワシントンらを手放すかもしれない。 ボール加入からの4シーズンでまだプレイオフに進出できていないホーネッツにとっては、重要な分岐点となる。足首のケガでボールがシーズン残りを欠場するとの声もあるが、彼の状態にかかわらず、ホーネッツは2024年のドラフトで全体1位指名を争うチームとなるだろう。 新たなオーナーの下で実りあるトレードデッドラインにできれば、最も優れた若手スターのひとりを中心に築いてきた球団にとって、真の再建に向けた第一歩となるかもしれない。
Gilbert McGregor、坂東実藍