しゃぶしゃぶを堪能!いすみ・大原漁港の朝市で「地だこ・ふぐ祭り」 12日から、豪華セットが当たるビンゴ大会も
旬真っ盛りの真冬のタコ、フグ漁に合わせ、いすみ市の大原漁港で毎週日曜日に開かれている「港の朝市」で、グルメイベント「地だこ・ふぐ祭り」が12日から開催される。マダコやショウサイフグのしゃぶしゃぶが堪能できるほか、豪華セットが当たるビンゴ大会も企画。朝市の担当者は「いすみの海の魅力を存分に味わって」と来場を呼びかけている。 主催する港の朝市協同組合によると、元々は県のブランド水産物に認定されている特産品マダコの認知度向上や市の活性化を目的に「たこしゃぶ祭り」として2017年に始まった。だが、近年温暖化の影響によりフグの漁獲量が増え、3月までの漁期が同じタコと合わせてダブル高級食材によるイベントを昨年から開催するようになった。 朝市では特別ブースが設置され、新鮮なマダコ(1皿1200円)とショウサイフグ(同2千円)のしゃぶしゃぶで特産品をPR。ほかには“福を呼ぶ”フグの唐揚げ(500円)を取り扱うブースも出店する予定で、昨年は2月ごろにフグ雑炊の販売もあった。
市によると、夷隅東部漁協では23年度のマダコの水揚げ量は約50トンで、高級魚トラフグは23年度が29・83トンと22年度の16・54トンから倍増。本年度も漁獲量は好調だという。同協組代表理事の出口幸弘さん(66)は「全国に誇れる大原産のタコは本当においしいので、ぜひ味わってほしいし、フグは質も量もいい。朝市での出合いを通して喜びを分かち合えれば」と期待した。 4月6日までの期間中、開催時間は毎週日曜の午前8時~午後0時半。問い合わせは同協組(いすみ市商工会内)(電話)0470(64)4518。