「なんかようかい?」河童や鬼が教える災害の教訓 大学生が民話題材に紙芝居制作【わたしの防災】
脚本を手掛けた静岡大学大学院2年竹内優芽さんは「子どもたちが見たいとか、面白いっていう風に飛びついてくれるような、キャッチーなストーリーになればいいなと思いながら書いていた」と振り返ります。 妖怪を登場させる時、「なんか、ようかい」というキャッチフレーズを決めました。 「おーい!鬼さん」 「なんかようかい?」 「もう悪さはしないでほしいの。約束してくれる?」 「約束するとも。でも俺はただ岩が落ちてくるのを人間に教えていただけなんだけどな」 「妖怪さんたちは、私たち人間に教えてくれているんだね」 紙芝居を聞いた子どもたちからは。 「初めは妖怪って悪いイメージで、災害には全然関係ないって思ったけど、学んでみて、いろんないいことをしてくれたから妖怪がいい妖怪なんだなって思った」(小学4年) 「避難経路や安全な道を調べて、いつどこでも避難できるように生かしたい」(小学3年) 「ハザードマップの見方とか妖怪を調べてみたい」(小学5年) 小川さんは「静岡の妖怪とか、言い伝えも、もっといろいろな人に知ってほしいし、そのためにはまずは子どもたちが楽しみながら、学んでいくきっかけを防災教育で妖怪を使ってできたらいいな」と次を見据えます。
静岡放送