勝敗より楽しさを大切にするサーフ大国らしいコンテスト
世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、勝ち負け以上に波乗りの楽しさをシェアするコンテストについて。
勝敗より楽しさを大切にするサーフ大国らしいコンテスト。
東京五輪で金メダルを獲得したカリッサ・ムーアをはじめ、世界レベルのプロサーファーを多数輩出してきたハワイ。サーフィン強国らしさの背景には、普段から良質な波でサーフィンできる環境に加え、子どもに気軽な参加を促すコンテストの多さがあるといわれる。 有名なものといえば毎年オアフ島のサウスショアで行われる『T&Cサーフ・グロム』だ。3歳~12歳までのハワイローカルが参加できる大会で、すでにコンペシーンで活躍するサーファーはエントリー不可だというのが興味深い。 勝ち負け以上に波乗りの楽しさをシェアすることに意義を置いているためだ。豪華な参加賞や賞品も子どもたちには魅力となって、6月1日・2日に開催される第26回の今年は例年以上のスピードで参加枠がソールドアウト。真夏の海をみんなで楽しみたいサーフファンは確実に増えている。
EDITOR / COORDINATOR
SHIINA ERIKO/ハワイ・オアフ島在住。ワイキキでサーフィンを楽しむ一方、アートとガイドが融合したハワイ土産《ハワイアートマップ》を発売中。
SHIINA ERIKO edit: Takashi Osanai(初出『Tarzan』No.880・2024年5月23日発売)