主力になれるのか…。鎌田大地、クリスタル・パレスで待つ強力なライバル(4)圧倒的な個。ケガさえなければスーパー
ラツィオを契約満了で退団したサッカー日本代表MF鎌田大地は、フランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入することが決まった。昨季終盤の巻き返しでトップハーフフィニッシュを果たしたチームで鎌田のライバルとなりそうな選手をピックアップして紹介する。
MF:マイケル・オリーセ(U-21フランス代表) 生年月日:2001年12月12日 今季リーグ成績:19試合10得点6アシスト マイケル・オリーセは今季のプレミアリーグで19試合10得点6アシストの成績を収めている。この数字が彼のすべてを物語っており、出場時は得点に絡むスーパーな活躍を披露するが、怪我が多いのがウィークポイントだ。 この若きフランス人アタッカーはパスを最大の強みとしている選手で、左足のキック精度はプレミアリーグの中でも1、2を争う。その正確無比な左足から放たれるシュートやパスは、ほぼ確実に狙った場所に届き、シュートレンジの広さも魅力だ。もちろん足下のテクニックもあるため簡単にはボールを奪われず、ドリブルで局面を打開することもできる。 オリーセはオリヴァー・グラスナー監督の[3-4-2-1]のシステムで、右のシャドーのポジションで起用されている。彼もエベレチ・エゼと同じく退団の噂があり、去就は不透明だが、このポジションで鎌田大地が活躍するイメージは持ちにくい。 というのも、フランクフルト時代に日本代表MFも右のシャドーで起用されていた時期があったが、その際はなかなか自らの持ち味を発揮することができなかった。どちらかと言えば鎌田は左サイドを得意としており、仮にオリーセが残留したとしても、このポジションを脅かす活躍ができる保証はかなり低いだろう。
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