中国代表 新たな帰化選手の加入に異論「代表から中国人がいなくなる」「恥知らず」
北中米W杯アジア最終予選に臨んでいる中国代表の帰化政策に不満の声が高まっている。 同予選C組の中国は日本代表が独走する中、最下位ながら2位オーストラリアと勝ち点1差で他の4チームと同じ勝ち点6で並んでいる。W杯出場権の獲得に向けて残り4試合に挑むが、ブランコ・イバンコビッチ監督や協会は新たな帰化選手の招集を検討。来年3月の試合に向けて、新たに5人が中国代表になる見込みという。 すでにJ1鹿島にも所属したブラジル人のセルジーニョやアフリカのコンゴ民主共和国出身のFWオスカルが中国籍を取得する方針で、オランダ2部ローダに所属する中国3世のMFライアン・レイテン(21=中国名・楊瑞安)が帰化に前向きと報じられており、最終的に8人の帰化選手が代表でプレーすることになるようだ。 そんな中、同国メディア「捜狐」は「この計画には多くの議論もあり、帰化選手に過度な依存をすべきかどうかについて、外部でも意見が分かれている。いずれにしても、今後数試合のW杯予選は代表チームの全体的なレベルが試される重要な時期となるが、帰化選手が本当に代表チームで存在感を発揮できるかもカギとなるだろう」と指摘した。 また、同メディアのコメント欄には、かつて帰化政策を進め〝失敗〟した経緯から「ナンセンス」「言葉を失うばかり」「彼らは全員帰化して中国にいるのだろうか」「恥知らず」「中国代表は中国籍を持つ国民のためのチームでW杯を戦うのは中国人ではないのですか」「国家代表から中国人がいなくなる」と反対意見が多く出ていたが「全員が帰化できたらいいチームになる」との意見も書き込まれていた。
東スポWEB