新車購入の高揚感で思わず付けちゃったけど……要らなかった!? 納車後ちょっと経つと後悔しがちなオプション7選
●純正ドライブレコーダー
ソニー損害保険株式会社が2024年8月30日に発表した「2024年 全国カーライフ実態調査」によると、「ドライブレコーダー」の搭載率は51.9%。「ドライブレコーダー」という名称自体が市民権を得ており、一般のユーザーにも浸透している印象を受けます。そうなると、ディーラーのセールスマンは、新車を購入する際に純正ドライブレコーダーの装着を勧めてきます。 たしかにメーカーのロゴが印刷されていたり、純正カーナビとの連動など、独自の機能も魅力的ではあります。しかし、基本的に市販のものよりもかなり割高です。性能とコストパフォーマンスを重視するのであれば、市販品のなかからハイスペックなモデルを選ぶという選択肢もありかと。
●サンルーフ
近年、標準装備を含めて、メーカーオプション設定も減りつつあるサンルーフ。天井が開く開放感と、チルト機能付きであれば雨の日でも車内換気ができる点も魅力です。ただ、オプションとして追加すると数十万円単位の出費となり、決して安価な装備とはいえません。また、付けてはみたものの、意外と使わなかったという声も。 全高の高いクルマであれば気にすることはありませんが、セダンなど、サンルーフを装置することで多少なりとも天井が低くなる(サンルーフを格納するスペースが必要になるので)場合もあります。本当に必要な装備か、そして欲しい装備なのかをいちど冷静になって見極める必要があるかもしれません。
●まとめ:迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ
日々、インターネットを使っていて「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」といった格言めいた言葉を目にしたことがあるかもしれません。新車でクルマを買うとき、最低でも100万円単位、高級車であれば1000万円単位の出費が伴います。そのうち感覚が麻痺してきて「数万円くらいならついでに付けておくか」とついついあれもこれもとオプションを付けてしまいがちです。 気もちが高揚しているその場のノリで深く考えずにあれこれとオプションを選んでしまい、あとになって「これはいらなかった……」となってもあとの祭り。1度オーダーした内容を変更するのはかなり困難です。 この「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」は、人によってさまざまな解釈ができるようですが、いずれにせよ、1度もち帰って「ひと晩落ち着いて考える猶予」がもしいところです。もしセールスマンにその場で即決を求められているとしたら、10分だけ猶予をもらい、思い切り冷や水をぶっかけてくれる人に相談してみるのも手です。
松村 透