アルピーヌF1のドゥーハンがオコンに代わりカナダのFP1に出場へ。ルーキー起用規則に基づく変更
アルピーヌF1チームは、F1第9戦カナダGPのフリープラクティス1回目に、リザーブドライバーのジャック・ドゥーハンが出場することを発表した。F1レギュレーションにおいて、若手ドライバーにF1マシンに乗る機会を与えるため、チームは各車につきシーズン1回、F1レースに出場した経験が2回以内のドライバーをフリープラクティスで乗せなければならないと、定められている。今回、ドゥーハンはエステバン・オコンのA524に乗る。 【関連写真】アルピーヌF1チームのリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンと父ミック・ドゥーハン 21歳オーストラリア出身のドゥーハンは、これまでルーキー枠でのフリープラクティス走行を4回経験している。2022年と2023年にメキシコとアブダビで、オコンはアルピーヌのF1マシンを走らせた。 チーム代表ブルーノ・ファミンは、「ジャックはここ数戦、シミュレーターで素晴らしい仕事をしている。モントリオールでの貴重なフィードバックを期待している」と述べている。 ドゥーハンは「モントリオールのFP1で走れることに興奮している」とコメントした。 「サーキット・ジル・ビルヌーブを走るのは初めてだから、楽しみだよ。コース走行の場を設け、シーズンの早い段階で2024年型マシンに慣れる機会を提供してくれるチームに感謝する。今回の走行は、僕が取り組んでいるシミュレーターでの作業にも役立つだろう。特に今後のヨーロッパラウンドにおいて役に立つはずだ」 「チームのためにベストを尽くし、ふたりの(レギュラー)ドライバーのためにセッションを最大限に活用することに重点を置いていく。テスト項目について確認し、新しい路面を理解することに取り組む」 アルピーヌは今週、オコンが2024年末でチームを離脱することを発表した。ドゥーハンは、後任の有力候補であると考えられている。 ファミン代表は、オコンがモナコGPでチームメイトのピエール・ガスリーに接触したことに激怒し、罰としてカナダGPでオコンを走らせないことを検討したともいわれているが、オコンは今週末のカナダに予定どおり出場する。 [オートスポーツweb 2024年06月06日]