2014年に生まれた「動物の赤ちゃん」振り返り
2014年も、世界各国でたくさんの動物の赤ちゃんが誕生した。一生懸命母親に甘えたり、兄弟でじゃれあっている姿は見ている者の心まで温かくしてくれる。ここでは、そんな可愛らしい姿を見せてくれた赤ちゃんたちを紹介する。
スリランカヒョウやニシローランドゴリラの赤ちゃん
■兄弟仲良し、スリランカヒョウの赤ちゃん 仏・モブージュ(Maubeuge)で7月、スリランカヒョウの赤ちゃん2頭が誕生した。現在スリランカヒョウは絶滅危惧種に指定されており、野生の生息数は700頭とも言われている。また動物園の関係者によると、欧州では60頭ほどが約20の動物園で飼育されているという。 ■お母さんに包まれるニシローランドゴリラの赤ちゃん オーストラリア・シドニー(Sydney)のタロンガ動物園(Taronga Zoo)ではニシローランドゴリラの赤ちゃんが誕生。お母さんにしっかりと抱き着く姿はなんとも愛らしい。ちなみに同動物園は、去年4月に英国のウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)が訪れ、コアラに触れたり鳥や同国特有の動物たちのショーを鑑賞したりしたことでも話題となった。 ■サル、バク、ロバ・・・出産シーズン到来! フランスのアムネビルにある動物園では、秋に出産ラッシュが到来。サキ属のサル、バク、キルクディクディク、ロバなど生まれて間もない赤ちゃんたちが続々とお披露目された。お母さんにくっついたり、のんびりくつろいだり、思いおもいにのびのびと過ごす姿が見られた。
動物園オーナーが育てたホワイトライオンの赤ちゃん
■フェイスブックで名前募集、ベンガルトラの赤ちゃん グアテマラの首都グアテマラ・シティ(Guatemala City)のラ・アウロラ動物園(La Aurora Zoo)では3匹のベンガルトラの赤ちゃんが誕生した。同動物園でベンガルトラが誕生するのは25年ぶり。動物園はフェイスブックページで3頭の名前を公募し、寄せられた案の中から、いいね!獲得数が多い名前をつけた。 ■子育ては動物園オーナーの自宅で、ホワイトライオンの赤ちゃん 生後3日でまだ目も完全にはあいていない様子のホワイトライオンの赤ちゃん。撮影されたのはポーランド中部ボリシェフ(Boryszew)にある私設動物園の所有者、アンジェイ・パビフ(Andrzej Pabich)さんの自宅だ。母親ライオンが育児放棄をし、当面の間パビフさんの自宅で育てられるという。動物園の公式フェイスブックページによると、2頭はボール遊びが大のお気に入りなのだとか。 ■育ての親は犬、ライオンの赤ちゃん ポーランド東部ボイチェフフ(Wojciechow)にある民間動物園では10月、ライオンの赤ちゃんが誕生した。一見、普通のライオンの赤ちゃんと変わらないが、この子の育ての親は実は犬。母ライオンが授乳に興味を示さなかったため、経営者のザジツキ氏がペットとして飼育している母犬がしばらくミルクを与えていたという。ザジツキ氏は「(母犬は)初めは驚いたようだったが、すぐに落ち着いた。今では赤ちゃんライオンを舐めたりお乳をあげたりしながら優しく接している。子犬たちもきょうだいとして受け入れているようだ」とコメントしている。