スーパー耐久ST-2クラスに参戦する日本自動車大学校が早くも2025年参戦体制を発表。シビック・タイプRを継続使用
11月16日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEのST-2クラスに参戦する日本自動車大学校は、シーズン最終戦の決勝日を待たずして2025年の参戦体制を発表した。来季もホンダ・シビック・タイプRを投入し、日本自動車大学校(NATS)の学生たちがともにチームに加わり、勝利を目指していく。 【岡山国際サーキットを走るOHLINS CIVIC NATS】 日本自動車大学校は、2023年にST-5クラスでチャンピオンを獲得。2024年はホンダ・シビック・タイプRに車両をスイッチし、ST-2クラスに挑んできた。第1戦SUGOから表彰台を獲得すると、シーズン中盤戦はトラブルに対処しながら粘り強く戦い、クルマへの理解とセッティングの方向性を見出していった。 今季は11月16~17日の第7戦富士で最終戦となるが、そんなレースに向け早くも2025年の参戦体制を発表した。車両はシビック・タイプRを継続使用し、各部のアップデートを行い、戦闘力アップを図る。またNATSの学生たちが引き続きマシンのメンテナンスと、レース期間中のメカニック業務を担当することになった。 「2025年も変わらぬ体制でスーパー耐久シリーズに参戦できることを大変嬉しく思います。2024シリーズを戦いながら、シビック・タイプRは確実にアップデートを遂げています。アップデートされたシビック・タイプR、NATSの学生とともにシリーズチャンピオンを目指し戦って参ります」というのは豊福大樹監督。 そして、来季もステアリングを握るのは山野哲也/金井亮忠/野島俊哉という3人。チームを牽引する山野は「最終戦富士で来季の参戦発表ができることは幸甚の至りです。シビック・タイプR参戦初年度となった2024年は、想像もつかない事象が発生するたびに関係者の支援を得ながら、そしてファンの皆さんの声援を浴びながら走り続けてきました。2025年はより強いチーム体制を築くべく、すでに動き始めています。ぜひとも72号車への応援をよろしくお願いします」とコメントした。 また金井は「2025年も今年と同じ体制で参戦できることを大変嬉しく思っています。学校としてもよりレベルの高い勉強の場を提供いただけることに感謝し、戦闘力の増したシビック・タイプRでシリーズチャンピオンを獲得するべく、学生とともに良いマシン、チーム作りを進めていきたいと思います」と語った。 そして野島も「2025年も同じチームからスーパー耐久シリーズに参戦させていただけることを大変嬉しく思います。チーム、スポンサー、応援してくださる全ての皆さまへ感謝いたします。ST-2 クラスのシビック・タイプRは2年目の挑戦となります。自分自身のテーマに向き合い、より一層の高みを目指して頑張ります」とコメントを残している。 2025 日本自動車大学校 スーパー耐久参戦体制 エントラント:日本自動車大学校 ゼッケン:72 車両名: OHLINS CIVIC NATS 参戦クラス:ST-2クラス チーム監督:豊福大樹 ドライバー:山野哲也/金井亮忠/野島俊哉(富士24時間では追加でドライバーを招集予定) エントラント代表:金井亮忠 [オートスポーツweb 2024年11月16日]