豪ブレイキン選手、中傷に「打ちのめされている」 五輪での演技が物議
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【8月16日 AFP】パリ五輪のブレイキン女子でのパフォーマンスが広く嘲笑されたオーストラリアのレイチェル・ガン(Rachael Gunn)選手が15日、大会後も続いているネット上の誹謗(ひぼう)中傷に対して「打ちのめされている」と語った。 ガン選手(ダンサー名・Raygun)は、3戦全敗に終わったパリ五輪での独特なパフォーマンスが賛否を呼び、カンガルーをまねる動きや、演技中に着用した代表チームのジャージーは国内外でやゆされた。 この日ベルギーのブリュッセルからインスタグラムに投稿した動画の中で、ガン選手は「これほど多くの憎悪への扉を開いてしまうとは思っていなかった。率直なところ、かなり打ちのめされている」と告白し、「自分は非常に真剣だった。五輪への準備に全力を尽くし、全てをささげた。本当に」と語った。 ネット上では、ガン選手に公の謝罪を求める署名活動まで起こり、豪オリンピック委員会(AOC)は「誤解を招くいじめ」だと非難している。ガン選手のパフォーマンスを「非倫理的」と称し、五輪の出場権を勝ち取った経緯を疑問視した署名サイト「change.org」上の運動には数万人の署名が集まっていたが、15日時点で閲覧不可になっている。 ガン選手は、今後は事前の計画通り数週間は欧州に残る予定だと明かし、家族や友人らへの「嫌がらせ」をやめるようメディアに要請した。 映像はガン選手が自身のインスタグラムに投稿した動画の一部。(c)AFPBB News